米経済統計受けて、ドル売り、株高進む、英国のEU離脱交渉決裂も日英共同声明で北への圧力を明示（学校で教えてくれない経済学）

「7月の米個人消費支出価格指数（コア）が前年同月比1.4％増と6月の1.5％増から減速した。米中古住宅価格が予想以下だった。ムニューシン米財務長官が「貿易にとってはドル安は多少好ましい」と発言した。一連の動きを受けて、31日のNY外為市場でドルが売られ1ドル＝109.97円、1ユーロ＝131.02円で取引された」と9月1日付けブルームバーグ電子版でKatherineGreifeld記者は書いた。31日のNY株式市場ではこの日発表された米経済統計をみて年内利上げ観測が後退、ナスダックは過去最高値を更新、NYダウは55ドル高、21,948ドルと3連騰した。ドル安を受けてドル建てで取引されるNY原油（WTI）はバレル47.23ドル、NY金はオンス1,316．20ドルへそれぞれ反発した。

9月1日付けWSJ紙電子版でFeliciaSchwartz記者は「米国務省は31日、ロシアに対して在サンフランシスコ領事館閉鎖を命じた。その他ワシントン、NYの外交拠点を閉鎖する必要があるとナウアート国務省報道官が語った」と書いた。1日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で国営ロシアテレビは「アメリカ政府は在サンフランシスコ、ロシア領事館を閉鎖した。ラブロフ外相は米露関係のさらなる悪化を懸念すると語った。」と伝え、ロシア外務省報道官が「ロシアはドアを閉じた。しかし、カギはかけていない。アメリカがカギをかけた」と語る様子を映していた。1日付けWSJ紙電子版でWilliamBoston記者は「ドイツのシュレーダー前首相（73）は30日、ロシアの国営石油会社ロスネフチの取締役に就任することを認めた。9月の連邦議会選挙を控えて同氏が所属する野党社会民主党（SPD)に打撃を与えている。」と書いた。1日朝放送の国営ロシアテレビは「シュルツSPD党首はシュレーダー氏を非難した。メルケル首相は「（就任は）好ましいいことではない」と語った。シュレーダー氏が自らの決意を貫くまでだ」と伝えた。

フランスF2は「3ケ月にわたり議論のあったフランス労働法改正案をフイリップ首相が議会に提出した。労使交渉を簡素化する狙いでマクロン大統領の公約に沿った動きである。特に小規模企業では労働者は交渉が出来なかったが改正案によれば可能になる。経営者も労働争議が回避され時間の短縮になると見ている。野党は反対している。」と伝えた。英BBCは「英国とEUとの第3回目のEU離脱交渉は物別れに終わった。当面の最大の問題は手切れ金の金額だ。デービス交渉決裂は、英EU離脱担当相は「厳しく闘った」ことを見せる為だろう。EU代表は「信頼関係が全くない」と英国の対応を非難した。」と伝えた。英BBCは「EU離脱交渉さなかメイ首相は日本を訪問、北朝鮮がミサイルを日本上空通過とタイミングと重なった。安倍首相との会談のあとの共同声明でイギリスは日本と協力して北朝鮮に圧力を掛ける」と盛り込んだ。メイ首相は記者会見の席上「次期総選挙後も続投する」と語った」と伝えた。韓国KBSは「米韓は30日、韓国上空からの絨毯爆撃訓練を実施した。北への圧力を誇示する狙いである」と伝えた。（了）