米次期米ＦＲＢ議長候補とトランプ氏相次ぎ会談、ＮＹ市場、株、債券、為替様子見、一方、北朝鮮状勢で10月10日Ｘデー警戒（学校で教えてくれない経済学）

「トランプ大統領がパウエル元FRB理事、ウオ―シュ元FRB理事らと相次ぎ会談した。トランプ氏は2～3週内に次期FRB議長を指名すると見られている」と30日付けブルームバーグ電子版が伝えた。特にウォーシュ氏はタカ派と見られている。NY外為市場は次期FRB議長を巡る様々な思惑からドル相場は上下、1ドル＝112.47円、1ユーロ＝132.90円で取引された。NYダウは様子見。23ドル高、22,405ドルで取引を終えた。NY原油はOPEC減産期待からバレル51.67ドルと小幅高、NY金は先行きドル堅調見通しからオンス、1，281.50ドルと小幅に下げた。

30日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で韓国KBSは「10月9日までの大型連休入りを控えて海外旅行客が空港にあふれた。東南アジア、日本、中国の順となっている。連休中の海外旅行客は10万人を超えると見られている。ある旅行代理店は「中国との関係悪化で冷え込んでいた中国向けに大型連休のお陰で回復の兆しが出てきた。」と話す様子を映していた。一方、韓国KBSは「米国軍事衛星画像に北朝鮮が9基のミサイルを移動したとみられる画像を公表した。潜水艦搭載ミサイルと見られている。火星14型である可能性が高い。火星14型ミサイルは7月に2回実験を行った。1万2,000キロの飛行が可能とみられる。10月10日の戦勝記念日の発射が警戒される」と伝えた。30日朝放送の中国CCTVは「ティーラーソン米国務長官が30日中国を訪問する。習近平国家主席とトランプ大統領との会談が11月初旬に予定されている。中米関係は良好であり、トランプ大統領は習主席との会談を楽しみにしていると語った」と伝えた。米ABCは「ホワイトハウスはプライス厚生大臣の辞任を発表した。私的旅行に50万ドル使った。ムニューシン財務長官含め他の閣僚にも税金の私的使用が問題視されている。」と伝えた。

30日朝放送のフランスF2は「スペイン、カタル―ニア洲独立の賛否を決める住民投票を2日後に控えて、スペイン政府は予定投票所の閉鎖、投票用紙没収の動きを開始した。スペイン政府は1万人の警官をバルセロナ市その他に派遣した。直近の世論調査では独立賛成41.1%,独立反対49.4% となっている。EU,アメリカはカタル―ニア独立に反対している。特にEUは他のEU加盟国に独立の機運拡大を警戒している。」と伝えた。英BBCは「カーニーイングランド銀行総裁は29日、11月利上げの環境が整いつつあると言明した。英国は現在300年の歴史の中で政策金利は過去最低の0.25％である。金融政策の余地を残そうとする動きが利上げを支えている。」と伝えた。英BBCは住宅ローン金利引き上げにつながる利上げにある市民は「福祉手当も十分に受けられない状態で住宅ローン引き上げだ。政治家が経済を動かしているのは許せない。」と話す様子を映していた。30日朝放送のロシアテレビは「プーチン大統領はトルコ、エルドアン大統領と29日会談した。シリア問題、クルド独立選挙など幅広く意見交換した。プーチン大統領はトルコを訪れたロシア人観光客が2年前と比べて280％増加したと語った。トルコと結ぶパイプライン完成を祝った。」と伝えた。同じNHKで地上波とBSで別会社のように差がある。日本は面白い国だ。（了）