手関節の調整は筋肉調整でも経絡治療でも行います （9月24日の臨床実践塾）

今までの「診断即治療」の記事内容は、今後 FC２ブログ に書いていく予定です。

この記事は 臨床実践塾の内容説明 です。

手関節の構造

文字が小さくて見えにくいのですが、手関節の調整は肘関節、及び上橈尺関節、下橈尺関節を同時に調整する必要があります。
手関節の場合は上肢の伸筋が影響している場合が多いからで、上腕の後ろの筋力が少なくなって、手関節に負担をかけて手関節を歪めていることが考えられるからです。
ですから、手関節を調整するには、肩関節、肘関節、橈尺関節、そして上腕三頭筋も調整する必要があります。

具体的には、肘関節の上橈尺関節、手関節の下橈尺関節の捻れなどを調べて、その調整からするといいのですが、意外に多いのが手首の背屈困難で、この場合は、上腕三頭筋も関わっていますので、その調整も行います。

上腕三頭筋

方法は、腕を伸ばし、手首を背屈させて、術者は「背屈させないように」抵抗を加えます。
そのまま10秒ぐらい維持してから、力を抜くこと3回～5回。
その方法を行なってから、手関節の動きを確認してください。
※ 手関節の腱などに損傷がある場合は、この方法では治りません

そして、上のイラストを見るとわかると思いますが、親指側に「金：肺・大腸」、中間辺りに「地：心包・三焦」、小指側に「火：心・小腸」と書かれています。
これは鍼灸での経絡で、この部が「原穴」と言われる所で、「病が現れるところ、及び病を治療するところ」という解釈をします。

つまり、これらの経絡に関係のある臓腑の異変で手関節の歪みを作っている場合もあるわけで、その場合は、それらの経絡を使って治療することができます。
いや、それらの臓腑が原因でなくても治療できる場合もあり、多分、多くの鍼灸師がその方法も併用しているのではないかと考えています。

しかし、実際には、その部位に鍼灸を施すのではなく、募穴や腧穴、或いは特効穴を使う場合が多いので、そこに鍼灸をすると考えるのは、早合点です。
ですから、最初に筋肉を調整してから、臓腑の治療としてそれらのツボを使ったほうが利口というものです。

そして、手関節に異常が発生した場合は、多くが、手根骨の舟状骨、月状骨、三角骨のいずれか、或いはいくつかに歪みを作っていますので、その場合は該当する手根骨を上下・左右・捻転を調整してから、橈骨手根関節や手根間関節を動かしてみます。
関節を動かす方法は、術者の手で、患者さんの手を、握手をするように握って、前後、左右、捻転と動かしていきます。

トランプ氏国連演説や20日までのFOMC意識、NY市場様子見、トランプ大統領「挑発継続なら北朝鮮を破滅（Destroy）させねばならない」と語る（学校で教えてくれない経済学）

トランプ米大統領は19日国連総会で初の演説を行い「核兵器開発を放棄しなければ北朝鮮を完全に破壊しなければならないと述べた。トランプ氏は金正恩朝鮮労働党委員長を「ロケットマン」と呼び「北朝鮮は自滅へ向かっている」と述べた。また、トランプ氏は「それはイランも同じだ」と述べた」と20日付けWSJ紙電子版でEliStokols記者が書いた。20日付けブルームバーグ電子版でJeremyHerron記者は「19日のNY市場は、トランプ米大統領の国連総会での一般演説や20日まで続くFOMC（連邦公開市場委員会）が意識される中、米国株は最高値を更新、一方、債券が売られ、ドル、原油、金が小幅に下げた。NYダウは39ドル高、22,370ドル、NY原油（WTI)はバレル49.48ドル、NY金はオンス1,306．20ドルで取引を終えた。NY外為市場ではドルが小幅に下げ、1ドル＝111.58円、1ユーロ＝133.83円で取引された。

トランプ米大統領の国連総会演説は日本時間19日午後11時ごろから始まり日経CNBCが放送した。トランプ大統領が北朝鮮を名指しで「アメリカや同盟国が追い込まれたら自らを守るために北朝鮮をDestroyしなければならない」と語った瞬間、どよめきがテレビ画面を通しても伝わってきた。金正恩委員長をRoketmanと呼んだときも場内がどよめいた。演説冒頭アメリカファーストと言う言葉をトランプ氏は使った。そのすぐ後に「自国の利益を考えるのはあなた方と同じです。」と付け加えた。北朝鮮をdestroyしなければならないと語った直後に「イランは核合意を守っていない。イランは北朝鮮と同じだ」と述べた。そのときカメラはイラン代表を映した。「北朝鮮を支援している国がある」とトランプ氏が述べたときカメラは中国の代表を映した。話題がシリアに及んだときはラブロフロシア外相を映した「北朝鮮がいかにひどい国か」と述べたときに先に帰国後死亡したアメリカ人学生の名を挙げた。そのあとに「13歳の日本の少女が拉致されいまだに解決されていない」と述べた。報道機関はそれぞれのお国の事情でトランプ氏の言葉を選択して記事にまとめる。その意味からいえば、生放送を見ているといろいろなことが教えられるので興味深い。

20日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でトランプ演説を英BBC,ドイツZDF,フランスF2、米ABC、韓国KBSそれぞれがお国の事情を踏まえて報道した。ロシアテレビは触れなかった。冒頭に「プーチン大統領は200万が従事する軍需産業の人々を讃えた。」と伝えた。英BBCは「これほど彼の言葉を息を詰めて聞くことは滅多にありません」とトランプ演説を総括した。英BBCは「メキシコシティをM7.1の地震が襲った。多数ががれきの下だ。」とトップで取り上げたあと「スーチー国家顧問は19日演説し双方に非があると述べた。ドヒンギャとう言葉は一切出なかった。」と伝えた。米ABCは「2000万都市メキシコにM7.1の地震」との報道のあとハリケーン「マリア」被害の現状を伝えた。ドイツZDFは「トランプ氏は北朝鮮を壊滅させると述べた後イランとの核合意を破棄すると示唆した」と伝えた。韓国KBSは「トランプ氏は北が挑発すれば壊滅させなければならないと述べた」と伝えた後「文大統領はIOC事務局長と会い冬季五輪への協力を要請した」と伝えた。（了）