災害支援法案と抱き合わせで債務上限一時引き上げ受けて、NYダウ54ドル高、ドル買い戻され1ドル＝109.25円（学校で教えてくれない経済学）

ハリケーン「ハービー」の被災者に78億5,000万ドルを支援する法案と抱き合わせで、米連邦政府の債務上限を3ケ月間引き上げるとの米議会民主党の提案にトランプ大統領が合意したと7日付けWSJ紙電子版でKristinaPeterson記者が書いた。6日のNYダウは債務上限引き上げ合意後反発、54ドル高、21,807ドルで取引を終えた。債券が売られ利回りが上昇、NY外為市場でドルが買われ、1ドル＝109.25円、1ユーロ＝130.25円で取引された。NY原油（WTI）がバレル49.16ドルへ反発、一方、ドル反発を受けて、NY 金はオンス1,333．90ドルへ反落した。 近着ニューズウイーク誌日本版は「ハリケーン被害でトランプに漁夫の利」の見出しでジム・ニューウェル記者は「ハリケーンの被害は9月の米議会審議を一変させる可能性がある。ハリケーンが連邦政府の活動が続いている最中に政府機関の閉鎖を巡る対立は避けたいとの空気が急速に高まった」と書いた。7日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で米ABCは「ハリケーン「バーデー」を追いかけて発生したハリケーン「イルマ」は1928年来最大規模、最高風速83メールの猛威を振るいながらキューバに接近、あとフロリダ半島に上陸する可能性も出て来た」と伝えた。ドイツZDFは「ハリケーン「イルマ」は過去例を見ない、大きく、早く、強力で、発達しながらカリブ海を北西に進んでいる。どこへ向うか現時点で予測がつかない。」と伝えた。

7日朝放送の韓国KBSは「文韓国大統領は北朝鮮による核実験のあとトランプ大統領との電話会談で、設置済みの2基のTHAAD配備に加えて残り４基を９月６日配備すると発表した。韓国国防相は住民の環境整備の問題はなくなったと話した。一方、文大統領はウラジオストックで６日始まった経済フオ―ラムに参加、プーチン、ロシア大統領と会談し朝鮮半島での核の放棄と北朝鮮に対してロシアに制裁強化、圧力をかけることを要請した。しかし、プーチン大統領は事実上拒否した」と伝えた。ロシアテレビは「記者団から「安保理でアメリカは石油禁輸を提案する。ロシアは北朝鮮に原油を輸出している」と聞かれたプーチン大統領はわずか4トンだ。」と答える様子を映していた。プーチン大統領は制裁強化は緊張を高めるだけだと語った。一方、エネルギー事業含め韓国との関係を深め、お互いの経済発展に力を入れたいと語った」と伝えた。香港TVBは「朝鮮半島の非核化の対応は北との対話以外に解決の道はないと中国外務省報道官は話した」と伝えた。

７日朝放送のシンガポールCNAは「ロヒンギャのバングラデシュへの移動が１４万6000人に達した。人権団体の調査では既に40万が家を追われ悲惨な生活を強いられていると発表した。スーチー最高顧問はドヒンギャ問題ではじめて公式に談話を発表し「ドヒンギャ襲撃はテロ組織による犯罪である。テロに断固対応する。間違った情報に惑わされないと語った。」と伝えた。香港TVBは「6日、ドヒンギャを乗せた船が転覆し子供5人を含む多数が溺死した」と伝えた。米ABCは「トランプ政権は不法移民に在留資格撤廃を議会に提案したが議会に対する丸投げだと強い反発が出ている。オバマ前大統領、クリントン元大統領は非難声明を出した。IT企業も人材が確保できないと反対している」と伝えた。（了）