米ＦＲＢによる利下げ期待からＮＹ株式市場高値圏維持、一方、英新首相候補出そろい最終的に2人に絞られ7月22日決選投票と英ＢＢＣ（学校で教えてくれない経済学）

「メキシコ外相は米国との協議で移民難民問題が進展したと10日語った。トランプ大統領はメキシコに対する関税上乗せを撤回すると発表した。市場は歓迎して相場を押し上げた」と10日、WSJ紙電子版が伝えた。WSJ紙は「トランプ大統領はパウエルFRB議長の金融政策を繰り返し非難している。パウエル氏は早急に利下げするかどうか検討を迫られている」と伝えた。WSJ紙は「原油相場が値下がりに転じ、ガソリンの値段が6週間で20％値下がりした。ガロン2ドル割れが見込まれる」と伝えた。10日、ロイター通信は「トランプ大統領は6月末日本で開催のＧ20の際、習近平主席との首脳会談が実現しなければ当初予定した3,000億ドル相当の中国製品に25％関税を賦課するとツイートした」と伝えた。

週明け6月10日、NY市場では引き続きFRB利下げ期待からリスクオンの地合いの流れ、NYダウは78ドル、0.3%高、26,062ドルで小幅続伸した。ナスダックは7,823、1.0%高、S&P500は2,886と0.5% 高、3指標揃って値上がりした。NY外為市場で1ドル＝108.42円、1ドル＝122.66円と株高からドル買戻しの動きが出た。一方、英ポンドは英国のEUからの合意無き離脱懸念から英ポンドが一時、1ポンド＝1.2680ドルまで売られた。英ポンドは対円で一時、133.83円まで売られた。NY原油（WTI）はバレル53.26ドル、NY金はオンス1,329.30ドルへ共に値下がりした。

12日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「次期英首相立候補期限が締め切られた。10人の候補が立候補した。20日に2人の候補に絞られ16万人の保守党員によって、7月22日に新党首が選出され新しい首相となる。ジョンソン前外相は公式のコメントを避けている。」と伝えた。12日朝放送のドイツZDFは「マース独外相がイランを10日訪問、ザリーブ外相、ロウハニ大統領と会談した。会談の目的はイランとの間で結ばれた核合意にイランが留まるよう求める為だ。マース外相は「奇跡は期待していないが欧州は最大限の努力をする」と語った。ザイール外相は「イランは戦争はしない。しかし、アメリカとイスラエルが核合意に反対した。アメリカとの合意が前提だ。イラクの民兵組織に断固反対する。」と語った。イランはアメリカの合意からの離脱で、通貨は暴落、インフレに襲われ物価は暴騰、経済は最悪の状態である」と伝えた。カタール、アルジャジーラは「ドイツ、マース外相がイランを訪問した。ザイ―ル外相は「全ては相手側（アメリカ）が合意するかにかかっている」と答えた」と伝えた。

12日朝放送の豪ABCは「カザフスタンの新大統領に30年政権にあった前大統領の側近のトカエフ氏が選ばれた。議会前には人権を無視の選挙だと反対デモの500人が身柄を拘束され太」と伝えた。香港ATVは「香港行政長官は10日、容疑者引き渡し条例改正案を成立させる」と語った。「改正案」に反対する100万人デモが行われた。」と伝えた。インドNDTV、シンガポールCNAは「1年半前に当時8歳のヒンヅ―教信者の家庭の少女をレイプし殺害した容疑者6人に3人の終身刑含め有罪判決が出された。」と伝えた。（了）