米FRB早期利下げ開始観測からNYダウ続伸、ドル売られ、1ドル＝108.43円、一方、習プーチン、フアーウエイ5Gネットワークのロシア構築で合意と香港TVE(学校で教えてくれない経済学）

米FRBが6月にも利下げを始めるとの観測が強まった。加えてメキシコからの移民難民問題交渉に進展があった。しかし、対メキシコ関税上乗せは未解決のままだと6日付WSJ紙電子版は伝えた。6日のNY市場ではNYダウは一時250ドルを超えて上昇したが後売られ181ドル、0.7％高、25,720ドルで取引を終えた。ナスダックは7,615ポイント、0.5%高 、S&P500は2,843と0.6％上昇した。NY外為市場では米FRBによる早期利下げ実施観測を背景に引き続きドルが売られ、1ドル＝108.46円、1ユーロ＝122.27円で取引された。NY原油（WTI）はバレル52.59ドルと小幅続伸、NY金はオンス1,342.70ドルと9営業日続伸した。

7日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「ノルマンディー上陸作戦75周年式典がフランス側で6日行われた。マクロン仏大統領は米国に感謝を述べた後、米国の協力は75周年の今も全く変わらないと述べ、アメリカに多国間貿易維持の重要性を改めて強調した。75年前、作戦に参加した高齢の退役軍人は毛布をまとって参列した。トランプ米大統領は退役軍人を前にして「彼らの勇気と犠牲」を称え、マクロン大統領に同調するそぶりを見せた。」と伝えた。一方、7日朝放送の香港ATVは「ロシア訪問の習近平主席はプーチン、ロシア大統領と会談、二国間の友好ムードを盛り上げた。習主席はファーウエイ５Ｇネットワークをロシアに構築することで合意した。習主席は2匹のパンダをモスクワ動物園に連れて来た。プーチン大統領は習主席を「親愛なる友人」と呼んだ。ロシアと中国は共にアメリカによる制裁を受けていることで利害が一致している。ロシアがいま最も必要としているのは中国からのロシア中小企業支援のための資金である。」と伝えた。

7日朝放送の香港ATVは「台湾が米国に20億ドル規模の武器購入をアメリカ側に要請したことを台湾国防当局が明らかにした。対ミサイル攻撃戦車などが含まれる。蔡総統は公には言及していいない。中国外務省報道官はアメリカに猛烈に反発した。」と伝えた。7日朝放送のシンガポールCNAは「台湾が20億ドル規模の武器をアメリカから購入する。中国の報道官は「武器売却に断固反対する。アメリカは慎重に処理すべきだ」と述べた。蔡総統は言及していないが台湾国防当局が明らかにした。アメリかによる中国に対するけん制である」と伝えた。

7日朝放送の米ABCは「米国はメキシコとの移民難民受け入れ交渉は進展した。しかし、対メキシコ関税引き上げは合意に至っていない。トランプ米大統領は「メキシコはなん千億ドルも儲けているがメキシコは米国に不法移民を送り続けている。」と語った。6月10日に5％関税上乗せのあと毎月5％上げ、10月に25％に達する。グアテマラ、ホンジュラスからの移民、難民が今年に入り既に30万人に達した。メキシコとアメリカの国境で身柄を拘束されている。米共和党の有力議員はトランプ関税上乗せに反対の意向を示している。ペロシ米下院院内総務は「貿易問題と移民問題とは無関係である」と述べた。」と伝えた。（了）