「パウエルFRB議長は9,10日2日間開いたFOMC会合で政策金利を0~0.25%据え置きを決定した後の記者会見で「数百万人の労働者が何年も職に就けないかもしれない」、「5月の米雇用統計は実態を十分反映していない」、「新型コロナウイルス感染拡大は続いている。景気回復を支援するため金融当局としてあらゆる手段を用いる。」、「利上げについて考えたことすらない。」、「米国債はじめ他の担保証券含め月1,200億ドル購入を継続する。」と語った。FOMC参加者のうち2人を除き2022年末までゼロ金利が据え置かれることを示した。」と10日、ブルームバーグ電子版は伝えた。
「10日のNY市場ではダウは26,989ドル、282ドル、1.0%安、S&P500,3,190、0.5%安と下げたが、ナスダック、10,020、0.7%値上りした。ボーイング、203ドル、6.2%安、ダウを90ポイント押し下げた。アップル、352ドル、2.6%高、ダウを60ポイント押し上げ、マイクロソフトは196ドル、3.7%高、ダウを47ポイント押し上げたが、2022年までゼロ金利発表で金融株の値下がり目立った。その他多数の銘柄が値下がりしてダウを押し下げた。一方、電気自動車、テスラ株が1,000ドルの大台を達成した。①中国市場で「モデル3」の需要拡大、②一回の続行距離100万マイル(160キロ)バッテリー発表が近いとされる。」とロイター電子版が伝えた。
ロイター電は「米FOMC会合で2022年末までゼロ金利継続が明らかに示されたあと、債券が買われ、10年物米国債利回りが0.7300%まで12%下落。NY外為市場はドルが下げ、1ドル=107.16円まで円高が進んだ。他の主要通貨に対しても円高が進み1ユーロ=121.89円、1英ポンド=136.54円で取引された。NY原油市場では米原油在庫が増加と伝えられ前日比3%強下げたが、あと持ち直し、WTIはバレル39.60ドル、1.7%高、ブレント、同41.73ドルと続伸した。NY金は1,720.70ドルと前日の水準を維持した。」と伝えた。
ブルームバーグ電子版は「OECDは新型コロナウイルス感染第2波があれば2020年の世界経済ハマナス7.6%と予測した。先般発表した世界銀行の予測より悲観的だ。若年層とスキルのない労働者が大きな被害を受ける。航空業界は長期的影響に直面する。「2021年末までに失われる所得は戦時をのぞく過去100年のいかなるリセッション(景気後退)の時期よりも大きい。今回のパンデミック(世界的大流行)は統合から分断へのシフトを加速させた。米国経済はマイナス7.3%、ユーロ圏は同9.1%、英国は同11.5%、日本は同6%と予測した。今回のような不不透明はな前代未聞だ。状況は劇的に変わる。週毎に展開を追う必要がある」とOECDのチーフエコノミスト、ローレンスブーン氏は話した。」と伝えた。
11日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でドイツZDFは「6月15日からEU31国で国境制限を解除される。対象から除かれたトルコ、エジプト、チュニジヤとスエーデンは反発している。」と伝えた。韓国KBSは「10日首都圏で50人の感染確認。」と伝えた。(了)