「急騰のあとこれと言った材料なく、利益確定売りが出て、9日のNYダウは300ドル、1.1%安、27,272ドルで取引を終えた。アップルが343ドル、3.2%高とダウを71ポイント押し上げた。一方、6月に入り58%急騰したボーイングが216ドル、5.9%安とダウを92ポイント押し下げた。ナスダック代表銘柄アマゾンが目標3,000ドルとのアナリスト予想が出て2,600ドル、3.0%高で相場をリードした。しかし、全体の60%以上の銘柄が売られ0.3%高、9,953で取引を終えた。S&P500は3,207、0.8%安だった。」と9日、ロイター電子版は伝えた。
ロイター電は「アメリカン航空、18.55ドル、8.7%安、カーニバル、23ドル、7.5%安と揃って値下がりした。空の便もクルージング観光も現状、本格的回復に程遠い。一方、アップルはインテルから手当てしていたチップを自社製に切り替えると9日発表した。アマゾンは新型コロナウイルス感染拡大で宅配への流れは今後も続く。新型コロナウイルスのワクチンも治療薬も開発されていない。世界ではコロナ感染者も死者の数も増え続けている。このところブラジル、メキシコ、さらにチリへと特に南米で新型コロナ感染者と死者数が急増している。腹を空かせている多くの投資家が餌を求めて、どうしても話題性のある限られた銘柄に集まりやすい。」と9日、ロイター電子版は伝えた。
ロイター電は「恐怖指数VIXは27.38と6.1%増加した。米10年債利回りは0.8290%へ6.2%下落した。NY外為市場では1ドル=107.77ドル、1ユーロ=122.18円、1英ポンド=137.16円と対主要通貨で円高が進んだ。NY原油はWTIがバレル38.83ドルと1.7%高、ブレントオイルは同41.07ドル、0.6%高と続伸した。リビア原油供給不足懸念がリビア石油工場の一時操業停止が材料視された。NY金はオンス1,720.80ドルと利回り低下に併せ安全パイとして人気を持続しており、同1,700ドル台をキープした。」と伝えた。
10日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」でフランスF2は「イタリア南部、ナポリの対岸にあるカプリ島に新型コロナウイルスの外出禁止措置のお陰で美しい自然が戻ってきた。「青の洞窟」の奥深くの海に潜って船に戻ってきたダイバーは「水が格段にきれいになった。魚の数が断然増えた」と話した。一方、陸の上でも変化がみられる。テントウムシが出てきた。すっかり姿を消していた青トカゲが岩の上を張ってい這っている。多くの国が外国渡航制限解除を次々発表しているからが再び観光客が押し寄せると元の木阿弥になる日も近い。」と伝えた。ドイツZDFは「スペイン西岸にあるマヨロカ島(Mallovca)で多くのドイツ人が久しぶりの旅行で羽を伸ばしている。格安航空便も再開されるのでバーやレストランでは準備に余念がない。」と伝えた。英BBCは「一部学校再開を始めたイングランドの小学校がソーシアルディスタンとうまく取れないことが分かり9月まで再び休校が決まった。ウエールズ、北アイルランドは6月15日から再開する。」と伝えた。韓国KBSは「北国営放送は「連絡ルートを遮断する。これは第一段階だ」と報じた」と伝えた。(了)