ハリックの診断即治療&虹彩と、Kenさんの経済学&スケッチ

虹彩には、体質や、現在、過去、未来、のデータが秘められています。虹彩学による虹彩分析を針灸、巨針、食事療法の指針に!

10日のNY株小幅ながら3日続伸、一方、IMFは2023年、世界経済見通しを小幅下方修正、ハマスのイスラエル攻撃の影響評価は時期尚早と発表(学校で教えてくれない経済学)

2023-10-11 11:32:18 | 経済学
「長期金利の上昇に対する警戒感が和らぎリスク選好の流れから10日、NY株は3営業日続伸した。一方、ウオラーFRB理事は10日「インフレ抑制に向けて任務を続ける」と講演先で語った。アトランタ連銀のポスティック総裁は「これ以上の利上げは不必要だ。十分景気を抑制している。」と述べた。IMFは2023年の世界経済見通しを7月時点の3.0%から2.9%へ下方修正した。中国は5.2%を5.0% へ引き下げた。中国は2024年を4.2%と見ている。不動産不況の影響を指摘した。10月7日のハマスのイスラエル攻撃の影響を織り込むのは時期尚早とIMFチーフエコノミストは話した。」と10日、ロイター電子版が伝えた。

10日、NY市場でダウは33,739ドル、134ドル、0.40%高、S&P500は4,358と22ポイント、0.52%高、ナスダックは13,562と78ポイント、0.58%高で取引を終えた。恐怖指数VIXは17.09と3.50%低下した。米10年債利回りは4.649%と0.15%上昇した。NY外為市場では1ドル=148.16円 、0.11%高、1ユーロ=157.61円、0.48% 高、1英ポンド=182.65円、0.50%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル85.83ドル、0.64%安、北海ブレント、同87.59ドル、0.64%安で取引された。NY金はオンス1,874.40ドル、0.54%高。ビットコインは2万7,384ドル、0.74%安で取引された。

11日朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ハマスの10月7日のイスラエルへの攻撃でガザ地区境界線あら2キロの地点Oreimでは音楽フエスティバルが開かれていた。子供女性厭わず射殺された。多数の民間人の遺体が転がっていた。「大量虐殺だ。40年来初めてだ。10歳、15歳の子供が人質に取られた。」と住民男性が叫んだ。ガザ地区はイスラエルの攻撃で経済の中心地が破壊された。ガザ地区には200万人が居住している。電気、ガス、水道が遮断された。予備兵30万のイスラエル軍が完全包囲している。」と伝えた。シンガポールCNAは「ハマスのイスラエル攻撃では多くの外国人が巻き込まれた。中国報道官は人質に取られた中国人の返還をハマスに求めている。ユン韓国大横領は「韓国民の安全確保に万全を尽している」と述べた。韓国人が1,000人いると見られている。インド、インドネシア、タイ人が含まれる。タイ人は3,000人いる。9名が殺害、11名が行方不明だ。」と伝えた。韓国KBSは「①ハマスのイスラエル攻撃ではSNS通じてニセ情報が氾濫している。一方、中東が不安定化すれば原油の国際相場への影響が懸念される。②11月の共通テストでは選択科目を減らす。知識より考える力をより重視する相対評価を進める。」と伝えた。ドイツZDFは「犠牲者にドイツ人も含まれていた。ドイツ政府は捜査を開始した。EUはガザ支援では一致していない。テロ集団とガザ一般住民は別だとの意見がある。」と伝えた。フランス2は「ガザ境界線3か所からイスラエルに入るハマス兵士の動画が公開された。」と伝えた。幸か不幸かハマスのイスラエル攻撃で今のところ事件に巻き込まれた日本人が含まれていなかった為か話題にさえならない。長所でもあるが災害があってもすぐ忘れる。28年前阪神淡路大震災で手酷い目に遭った神戸で忘却の彼方だ。万歩計で何キロ歩いたと関心を持つのは悪いことではないが世界の動きにも関心を向けて欲しい。(了)

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『筋腱鍼』のkindle本出版準備:胞中鍼発想のきっかけ

2023-10-11 10:49:38 | 診断即治療と虹彩学
字が小さくてすみません m(__)m


鍼灸を学ぶときに、引っかかるところがあります。
その一つの例が上に挙げた「『素問』金匱真言論篇」での表です。
上の表では下半身(下肢)は陰、上半身を陽としながら、四肢は、則ち下半身の一部である下肢も陽となっています。

さらに、『素問』陰陽別論篇でも【四肢は諸陽の本】とされ、道教でも、「下部を実(陽)とし、上部を虚(陰)とし、左手は上(陰)、右手は下(陽)に組む」としています

『霊枢』栄衛生会篇の【上焦は霧の如く、中焦は漚の如く、下焦は瀆の如し】の論述を、陰陽で解説すると、「上焦は上昇性のある“陰性な霧”の如く、中焦は“陰陽を中和させる中庸”で食物を腐熟消化させるが如く、下焦は下行して“溝に陽性な老廃物”を排泄するが如し」ということになる。則ち、上は陰性、中は中庸、下は陽性と解釈されます。

また、「頭寒足熱」という言葉は、「頭は冷たく、足は暖かいほうが健康的である」ということであり、人体は上部を陰とし、下部を陽としたほうが通説とも整合できる。則ち 、「頭寒足熱」が逆になり「頭熱足寒」の状態になれば、それはビョウキなのです。

『素問』金匱真言論篇の陰陽分類で、肌肉筋骨の「骨」には歯も含まれるはずだが、人体で最も陽性であるべきはずの歯が、陰に分類されています。また、胸腔は上部にあり、上部が陽だから「心・肺は陽臓」としているが、すべての五臓は陰に含めているので理解が困難になる。これは、陰陽の分類法に問題があると考えることもできるのですが、『黄帝内経』がいくつかの医学書の集積なので、そういう矛盾が出ても仕方がないと思います。

この問題を解決するのには、形での分類なのか働きでの分類なのかを示し、「臓全体としては陰に分類するが、臓をさらに働きで分類すると、心・肺は活動的だから陽になる」と解説するなら理解し易い。しかし、ここでは、人体への陰陽配置は、下部が陽で上部が陰とするので、部位としては「陰」に分類します。

ちなみに、女性は男性に比べると陰に分類され、男性は陽に分類される。一般的に女性は男性よりも軽いし、男性は女性よりも重い。女性は防御本能から消極的であり、男性は攻撃本能から積極的です。その行為から、一般的に女性は虚で弱いし、男性は実で強いと分類されます。

このような問題を素通りするわけにはいかず、すごく悩みました。
しかし、臨床をしているとそれがハッキリしてきます。
つまり、「陰陽分類」を整理すればいいのです。

その整理をしたのを、『易と筋腱鍼』の原稿に書いたわけで、現在中西圭介先生(森之宮医療大学卒)に原稿をまとめて出版準備をしてもらっています。
「陰陽分類」わからないと、単なる「丸暗記」になってしまい、応用の利かないテクニックになってしまうからです。


全てのスタートは基本的な理論を書いた『七星論ってなに?』です。


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