細胞周期
現代医学(科学)の話になるとちょっと難しくなるのですが、その方が理解が早いと考えた事ですのでご勘弁ください。
細胞周期は上図のように4ステップから構成されています。
M期・・・・・・・細胞分裂期
G1期、G2期・・・次のステップに進む準備期間
S期・・・・・・・DNAの複製期
M期・・・・・・・細胞分裂期
G1期、G2期・・・次のステップに進む準備期間
S期・・・・・・・DNAの複製期
こういうステップが胞中でも行われるわけです。
だから、経絡では「胞中に起こり」なんてのが出て来ると思います。
つまり、スタートが胞中になっているわけです。
ただ、細胞周期があるのは、真核生物だけで、大腸菌などの細菌(原核細胞)の分裂には、このような細胞周期というのがないそうです。
それどころか、増殖のスピードが速く、細胞分裂が終わる前から次の増殖に備えたDNA複製を始めているというから驚きです
さて、難しい話はそれぐらいにして、東洋医学で云う「胞中」とは何かについて考えてみたいと思います。
「胞中」とは、中医学において、女性の生殖器官を総合的に指す用語の一つです。
具体的には、子宮、卵巣、輸卵管などが含まれます。
この用語は、女性の月経や妊娠、出産などに関連する重要な概念であり、心・肝・脾・腎および衝脈(十二経脈の血が集まるところで十二経の海・血海と称される)・任脈・督脈と関連しています。
胞中と任脈の関係は?
「胞中」とは、具体的には、子宮、卵巣、輸卵管などが含まれます。
この用語は、女性の月経や妊娠、出産などに関連する重要な概念であり、心・肝・脾・腎および衝脈・任脈・督脈と関連しています。
そして、「任脈」とは、中医学において、胞中から始まり、下腹部を通り、胸部を経て喉仏に至る経絡の一つです。
任脈は陰経の海とも呼ばれ、身体の陰部や下腹部を支配するとされています。
また、「胞中」と「任脈」は密接な関係があり、胞中から発し、下腹部を通る任脈が女性の生殖機能を調節するとされています。
というように、「胞中」と「任脈」は女性の生殖器官と密接な関係があるわけです。
そのような事があって、「胞中鍼」と名付けたのですが、どうもその方が正解のように思われます。
というのは、胞中鍼は女性の生殖機能に関連する様々な症状に対して効果があるからです。
具体的には、月経不順、生理痛、不妊症、更年期障害などが挙げられます。
胞中鍼は、「天地人」に鍼を刺すことで、女性ホルモンの分泌を調整し、生殖器官の機能を改善することができると考えているわけです。