「①米9月PPI (生産者物価指数)が前月比0.5%増(予想:0.8%増・8月:0.7%増)、コア指数(エネルギー・食料除く)0.3%増と堅調持続を示した。イエレン米財務長官は「米国の基本的スタンスであるソフトランディングを維持している」と述べた。②米FOMC議事要旨で全てのメンバーは慎重に政策を進めることは可能であると判断した。多くのメンバーは景気リスクは「上方」、インフレリスクは「下方」と判断した。リスク要因は①エネルギー価格、②金融逼迫、③中国経済減速を挙げた。11日、NY株は、12日発表の9月CPI(消費者物価指数)を念頭に置き、小幅に4日続伸した。」と11日、ロイター電子版は伝えた。ブルームバーグ電子版は「中国が1兆元(約20兆円)国債を新たに発行、インフラ対策に当てるために予算修正を決め「常務委員会」承認待ち。中国は①2008年の四川大地震、②1998年、アジア通貨機の過去2回「予算修正」している。今回「予算修正」すれば『大転換』である」と伝えた。
11日、NY市場でダウは33,725ドル、65ドル、0.19%高、S&P500は4,376と18ポイント、0.43%高、ナスダックは13,659と96ポイント、0.71%高で取引を終えた。ハイテク株が上げ、エネルギー株は下げた。恐怖指数VIXは16.42と3.58%低下。米10年債利回りは4.556%と2.09%低下。NY外為市場で1ドル=149.16円、0.31%高、1ユーロ=158.35円、0.43%高、1英ポンド=183.65円、0.54%高で取引された。NY原油(WTI)はバレル83.75ドル、2.58%安、北海ブレント、同86.09ドル、1.78%安で取引された。NY金はオンス1,887.65ドル、0.65% 高。ビットコインは2万6,723ドル、2.44%安で取引された。
12日、朝放送のNHK/BS「ワールドニュース」で英BBCは「ネタニエフ首相は挙国一致内閣を立ち上げた。戦争内閣である。イスラエル軍は予備軍30万体制でガザ地区を完全包囲し地上戦目前となった。ハマスが境界線の「壁」突破後5日目を迎えた。イギリス人17人含む外国人いれて犠牲者が1,200人を超えた。人質100人もいる。一方、北部、レバノン国境ではヒズボラの攻撃に備えている。」と伝えた。シンガポールCNAは「①外国人の退去が始まった。韓国人200人がインチョン空港に帰国した。インドネシア人45人、タイ人230人が帰国した。なお5,100人が残っている。今後の生活もあり職場を離れられない。②アフガニスタン地震で2,500人の犠牲者が出た。多くの国がタリバン政権を承認していないため救援は進んでいない。」と伝えた。韓国KBSは「①韓国人194人が帰国した。まだ230人が残っている。地上戦になれば混乱は長引くと見られる。②中国が脱北者600人を北に送り返す新たな難題が発生した。」と伝えた。上海、東方衛視は「EU代表が北京訪問。王毅外相は「EUと対話と協力は可能だ。」と述べた。」と伝えた。ドイツZDFは「①イスラエルは戦時内閣をスタートさせた。②ゼレンスキー大統領がドイツ外相と会談。10億ユーロ支援を約束した。②アフガニスタン西部の地震で2,500人が死亡した。」と伝えた。フランス2は「①外国人を含む150人が拉致され人の「盾」として使われようとしている。②自衛のため拳銃の販売が15倍増えた。」と伝えた。将棋の世界であるが、11日、藤井七冠が八冠を達成。厳しく自らを見つめ高みを目指している。朝から大いに元気をいただいた。(了)