先日、カミさんと娘とでふたご座流星群を(家族で星空を眺めるなんて実に久しぶり)。寒い中、6つほど見ることができた。
そのあと、流れ星って何なのか知っているか2人に聞いてみたら、星(恒星)が動くものだと思っていたそうで、その誤解を解いていたわけ。
仮にそうだとすると、何光年もの距離を星が一瞬にして動くことになる。それは物質が光速を超えて移動することになるので、実際にはあり得ないこと。(カミさんも娘も「ふーん、それが」と。いやいや…)
さてここからは、アインシュタインじゃないけれど“思考実験”になる。
新幹線にしろF1カーにしろ、近くで見るとアッという間に通り過ぎていくけれども、遠くから眺めれば当然ゆっくり動いて見える。ということは、超高速の光も、遠くから眺めればその動きが目で追えるんじゃないか。
昼間でも明るく輝いて見えるという超新星爆発が起きた際、近くに惑星なり星間物質なりがそれぞれ距離をおいて複数あれば、それらが順に明るくなるのが、遠ーくからだったら観察することができるのではないか。
例えば爆発した超新星から30万kmごとに惑星なりチリなりあれば、それらが1秒ごと順番に明るくなるってことになる。
いやもしかしたら、既にそういう事象は起きているのかもしれないし観測もされているのかも。あるいは、あまりにも稀な事象なので観測できない、または遠すぎて観測不能なのかも。
…星がよく見えるこの時期、こんなこと考えるのも楽しいもの。
〔イラストは「永野数学塾塾長日記」より勝手ながら拝借〕