最近はなかなか恋愛もせず/出来ず、ましてや結婚なんて、という人も多いようです(さとり世代、とも)。この人生で恋愛もしないなんてもったいないなあ、と思いつつ、一方、ノロケも入るので人によってはイヤな気持ちになるかもしれませんが、今年銀婚式を迎える僕の場合をちょっと話しておきます。
カミさんとは会社の先輩の紹介です。顔も名前も知らないまま、とある冬の日に紹介された次第。
どちらかというと地味であか抜けない感じだったけれど、そのあと居酒屋に2人で行って話をしてみると、なかなか面白いし冗談も通じるしかわいらしいし。別に迫ったわけではないけれど、この子には若い女性特有の「逃げ腰」というそぶりが全くなかったので、交際OKとしました。(家庭のレベルが同格だったことも理由の一つ)
同じく大卒ではありましたが、お互いあまりモテることなく彼/彼女なんてものともほとんど縁のない学生時代でした(僕には浮いた話がなかったわけではない。カミさんの方は…知らない)。そういう意味では寂しい青春だったと言えますが、その分、付き合い始めてからそして結婚してからも、映画やらドライブやら遊園地やら食事やら〈暗かった〉青春を取り戻すべくガンバったのでした。
頻度減ったとはいえそれは今も続いていて、子供も連れての遊園地やドライブ、年に一度の温泉旅行、そしてたまに海外へも。
お陰で、今日まで無事に過ごせており、姉貴や親戚からは「2人って似てるね」とよく言われます。それは、子供を通して見ているからだとも言えますが、長年一緒にいると、考え方含め人相も似てくるのかもしれません。
ハモる、つまり同じことを同時に発音することもよくありますし、まったく同じ物を同じ日に買ってくるってこともあります。不思議と言えば不思議。
25年間、おおかた幸せに暮らせてこられたので、これはこれで正解だったと考えています。この子と一緒になっていなかったら、というのはどの子と一緒になっても出てくる仮定の話ですので、正確にいうと「正解の一つ」なのかもしれません。
学校一の美男・美女が一緒になってもなかなかうまく行かないように、相性というのは確かにあります。それは本人たちが嗅ぎ分ける場合もありますし、周りの大人から見て「この2人は合いそうだ」という場合もあるでしょう。客観的に見られる分、周りの意見に間違いは少ないのかもしれません。
だから若い皆さん、友達からでも先輩からでも、人の紹介があったらそれに乗ってみるのも手だと思いますよ。
…と、カミさん本人が食器洗っている横でこれ書いているわけ。(内緒ナイショ)