前線が停滞してるせいらしいがどうもここ静岡はお天気ぐずついていて、お天道さんが恋しいくらい。折角のお盆休み、泳ぎにも行けない。
ところで、なぜ日の光は熱い/温かいのか。「そりゃあ太陽が高温だからでしょ」と答える人がほとんであろう。そしてそのイメージとしては、「表面温度約6000℃の太陽の熱が、遠く離れるに従って徐々に冷えて行き、地球に到達する頃に数十℃になっているから」というものだろう。
でもでも、太陽と地球の間はほぼ絶対零度(マイナス273℃)の真空の世界が広がっているので「徐々に冷えて行く」というのはおそらく間違い。
中学か高校の頃、物理で「熱の伝わり方」というのを習ったかと思う。それには伝導と対流と放射、の3種類がある。真空中では熱は伝導しないし、対流もない。だから太陽の熱は、放射によって伝わっていることになる。
つまりそれが赤外線。赤外線が地球表面なり僕らの体に当たることで原子を振動させ、暑く/暖かく感じたりする。また、太陽から全天に出される赤外線全部が仮に地球に届いていたら、灼熱の世界になっていることは間違いない。…ものすごく基本的なところなんだけど、これって学校でちゃんと教えているんだよね。
ただ、熱が赤外線を通じて伝わるっていうのは、考えてみれば不思議なこと。(これがなければ僕らは生きていないし、もちろんこんな文章書けてもいない)
とまあ分かった風なことを書いたけど、よく分からないこともある。
①太陽のすぐそばは熱いのかというと、真空中だから温度自体、存在しないような気がする。人が(超強力な防御服で)行くか、温度測定器を持って行けば、赤外線によって熱せられ、高温が「発生する」ことはあるだろうけれど。
②サングラスや車のガラスなど、紫外線カットというのが今やほとんどだけど、赤外線カットというのはあまり聞かない。実際あるんだろうか?
③気体は光を通すんだけど、気体自体は赤外線で温かくなったりすることはないんだろうか。それから、宇宙に広がっているというダークマターやダークエネルギーに赤外線を当てても、熱を持ったりすることはないんだろうか。
…泳ぎに行けない分、ちょっと調べてみるか。