思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

☆とても大事な問題提起だと思います。-Lucien氏の実存と社会実感

2005-04-03 | 日記

「メタフィジカルな気分」のLucienさんの問題提起には大きな普遍性があると思います。まず、彼の4月2日のブログ2本を見て下さい。(クリック

現代社会と教育の大きく深い問題だと思います。


わたしのコメント(字数制限400字ぎりぎり)を以下に貼り付けます。

[タケセン] [2005/04/03 12:03] [ MyDoblog ]

とても大事な問題提起だと思います。

幼いころから段々と自分たちのことは自分たちで決めるという練習ー「自治」を身体化する営みを積み上げることが、「私」と「公共」との有機的な結合の実感を生み出す条件ですが、これとは異なる考えと方法で日本の「教育」(とりわけ学校教育)は行われてきました。 

形式ータテマエー事実学が支配し、内容ー本音ー意味としての動的な人間育成の理念がありません。

私は小学校の時、「政治クラブ」をつくり所属し、中学校では教師と論議し、高校では授業をストップしての全校生徒の話し合いによる学校改革をおこないましたが、こうした具体的経験が社会と自分との結びつきの実感を生み出します。

「世間」ではなく、「社会」を実感できる人間の育成が、「エリート主義から市民精神へ」の転換の条件ですが、日本の教育はその思想が希薄で、方法論も持ちません。何とかしなけば大変です。(武田)



皆さんはどうお考えですか?

2005.4.3 (武田康弘)



コメント
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