思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

京セラの責任ーNシステムと645システムはわずか発売数年です。

2005-04-28 | メール・往復書簡
「コンタックス製造中止」のブログ(この下)に関してdelta16vさんから以下のようなコメントを頂きましたが、確かにおっしゃる通りだと思います。

ひどい話なのですから、「京セラ」経営陣の責任を追及しなければいけませんね。趣味のサークル内の話ではなく、社会問題ですから。

認識を新たにしました。ありがとうございます。



[delta16v] [2005/04/28 12:23] [ MyDoblog ]

レンズそのものの価値に対する責任というよりも、そのマウントと将来性を信じてシステムをそろえた顧客に対して、頭を下げるべきなんじゃないでしょうか。

645にしてもNにしても、長いマウントの歴史からすると、始めてすぐに投げ出した、と言われても仕方がないタイミングだと思います。


[タケセン] [2005/04/28 16:36] [ MyDoblog ]

コメント、ありがとうございます。

確かにそうですね。大資本ー「京セラ」という会社の無責任性を許してはいけないと思います。

具体的にはどうしましょうか?

武田康弘




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(昨日のつづき) コンタックス645用ツアイスレンズの描写力

2005-04-28 | その他

この下(偉大なツアイス「視覚文化」ー京セラへの叱咤!!)からのつづきです。

645版ツアイスレンズについて。

新しいブローニー版645用のレンズは、従来の35mm版のレンズより透明感が増しています。私が使っているのは、350ミリ望遠とズームを除き、ディスタゴン35mmからゾナー210mmまでの全てのレンズ(7本)ですが、ツアイスレンズのもつ上品な柔らかさは、645版でより生きることを強く実感しています。色のりがよく、かつ透明感があり、ボケのとろけるような美しさには言葉を失います。ライカのレンズ(もちろん35mm版)のような「線」描き的なキツさではなく、品位の高い「面」としての描写は、豊かな美しさがもたらす愉悦です。ただし、実物よりも高品位に写るのはケシカラン!と思う人がいるかもしれません(笑)が。

個々のレンズの特徴については触れませんが、ただ一番新しいディスタゴン55mmのレンズは、他の6本よりコントラストが高く、暗部の描写などが日本製レンズに少し近寄っている感じです。露出アンダー部分に宿る美しさが後退して、「ふつう」のよさになっています。
マニュアル・フォーカスのマクロプラナー120mmは、見事な解像力と正確な質感再現と美しいボケ、柔らかさが一つになった最高のマクロレンズです。比較できる製品は存在しないでしょう。他もみな一度使えば虜になること請け合いですが、いくら称揚しても製造されないのでは虚しいですね。

こういう上質ー上品な製品とマネーゲーム・金融資本主義とは相容れないのでしょう。ほんとうによい物が分かる人間を育てたいーエロース豊かな文化に変えていきたいと改めて強く思います。

2005。4.28 武田康弘




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