思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

やりたい放題ー法に違す為政者ー「公共哲学ML」公開

2006-07-15 | メール・往復書簡

以下は、この下のブログに対するコメントです。


武田さま

このイラク派兵は、憲法はおろか、自衛隊法にもイラク特措法
にも、違反しているのは明らかです。陸自の「復興支援」とい
う大義名分は、はじめからカモフラージュで、空自の拡大とと
もに、アメリカの侵略の愚かで、醜悪な同伴者になっていくこ
とでしょう。
 問題なのは、こうした小泉らのクーデターに対し、一人とし
て自衛隊員から契約違反であると告訴する者も出ず、この異常
な対米追随に怒る右翼もおらず、新聞は、「法」の蹂躙を告発
することもなく、イラク派兵が、現地の人に喜ばれたなどとセ
ンチメンタルなことを書きたて、司法は逃げ惑い、多数決原理
まで持ち出し、立憲主義を崩壊させ、衆生は、知ったことかと
無関心を決め込み、これで9条が、改正されれば、末人の集大
成です。このシステムが、延々と続いていくはずはないはない
、と無知なぼくには、どうしても思われるのですが・・・。
武田さんの一文に刺激されての感想です。

久松

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久松様。
武田です。

法に則って仕事をする責務がある公務員が、法を恣意的に解釈し、明らかに法に違す行為を白昼堂々と行う「法治国家」とは、何なのか?
それに対する人民のレジスタンスー「一人ひとりの抵抗力」がこれほど弱い国は、他に例をみないでしょう。
私が考える「主観消去の詐術」を真に理解し了解する人があまりに少なく、反対勢力までも権威主義に行きつくしかない「客観主義」の想念に頭の芯が呪縛されています。
ここからの脱出は容易ではありません。ふつうの多くの人が「民知」による深い精神の自立を獲得することが必須だと私は確信しています。
久松さん、共感と励ましのメールをどうもありがとうございます。感謝です。

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そうなんです。まったく武田さん、久松さんに共感するのですが、新聞
にもテレビにもそのような論調はなく、北朝鮮脅威の一点張り。この国
にはまともな政治家やジャーナリストがいないのか、どうしてこの小泉
クーデターに右翼も市民も怒らないんだ、と不思議でなりません(森住
卓さんの東京新聞の記事はよかったです)。一市民としてできることは
やり続けよう、とは思いつつも、私のブログに殺到している「北朝鮮が
そんなに好きなら家族揃って移住したら」(私が北朝鮮の軍事演習にな
んでそんなに騒ぐのか、と書いたことに対して)論には辟易しています。
ブログ http://kikuchiyumi.blogspot.com

きくちゆみ

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久松さんやきくちさんのまっとうな判断に対して、
今朝の東京新聞での
「拓殖大学」森本 敏(65歳)の自衛隊を海外に送る恒久法の整備を!という主張は、本質的に愚かで危険です。私は、「公共的怒り」を覚えます。

武田康弘

コメント
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