思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

国を愛する?伝統を重んじる?って何でしょう。

2006-07-24 | 社会思想

愛国心、国を愛する心といいますが、国って何を指すのでしょう?
それをはっきりさせなければ、何を言っているのだか訳が分かりませんよね。しばしば国を愛するが、天皇を敬愛するという意味とダブらされたりしますが、それなら、北朝鮮と同じ思想統制にしかなりませんしね~。
(私は、国とは何かについて以前書きましたので、ご参照ください。)

伝統についても同じです。明治政府がそれまでの神道の伝統を覆してつくった「靖国思想」が伝統? もっと遥かに遡って縄文時代? それとは大きく異なる弥生時代? それとも聖徳太子に始まる天皇制律令政治の伝統? それとも天皇と貴族の権力に真正面から対峙した親鸞思想(浄土真宗は日本最大の宗派)の伝統?

何をよしとし、何を受け継ぐのか? それを政府・文部科学省が決める!? そんなことができるはず、していいはずはありません。戦前のように思想を統制する国家に戻るというのなら、それでよい、ということになりますが・・・。

上記のことは、誰もが分かる簡単・明瞭な話だと思います。
(平明な言葉で、ふつうに考え語り、納得を生み出すこと、それ以上の価値はないと私は確信しています。)

武田康弘

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