思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

南京大虐殺―動かぬ証拠―NHKが報道―ウソを流布してきた保守主義者の責任問題

2006-12-22 | 社会思想

誰かがやったことなのに、まるで「自然現象」のような言い方をして誤魔化す、逃げる。とりわけ日本の「エリート」集団に属する人たちは言い逃れに終始する、それがわが国です。戦争責任さえ肝心なところではぐらかそうとする、きちんと書くと自虐史観だ!(安倍総理の著書「美しい国へ」)と叫ぶ。

「南京大虐殺などなかった」というのが右派の主張でしたが、なんとNHKが、詳細に調べた番組を先日報道しました。現場にいた元・日本兵の証言まで入れて。これでいかに右派・保守派の主張がデタラメであるかがハッキリしました。一つの部隊だけでも6千人以上を殺害したことが日本側の資料でも明らかになったのです。(以上は、11月28日のブログの一部)


以上のブログに対して、シナモンさんからミクシィブログに以下のようなコメントがありましたが、いままで、南京大虐殺などなかった!シナ(中国)の捏造だ!と言っていた保守主義者=タカ派の政治家・評論家・マンガ家は、NHKの報道―動かぬ証拠を前に、どのように責任を取るのでしょうか?

アメリカのイラク戦争を全面的に支持した小泉自民党も、国際法上、やってはならぬ先制攻撃の最大の理屈づけであった「核兵器の所持」が、まったくのウソであったことが明白になった今も、何の責任も取ろうとせず、詭弁を弄して逃げていますが、このような政治権力者の無責任で破廉恥な言動が、社会・子どもたちの混乱と不幸を生み出している元凶だ、と私は考えます。その罪は、極めて重いと断罪せざるをえません。

以下は、ミクシィブログ・コメント欄

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2006年11月30日
02:17

シナモン

新教育基本法のお話からずれますが、一言。
先日、そんな報道があったんですか~。ほんとうによかったです。
私は戦争責任について、ずっと頭にきていたんです。10年前から。
なぜなら、昔の職場に高齢の軍医あがりの医者がいて、戦争中にどんなことを指示したか話を聞かされたことがあるんです。ここでは書けないような。ずっと、「元・日本兵の証言を報道しないと、証人がみんな死んでいなくなっちゃう!」と危惧していたんです。
もっと隠された真実を見つめてほしいと思います。
すみません、戦争責任に反応してしまいました…ではまた~。
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2006年11月30日
08:02

タケセン

シナモンさん、
先日、偶然に、南京大虐殺の真実を明かす番組を見ました。やはり、まともな製作者は、真実を伝えたいと願うのですね。
今の自民党政権の人たちは、真実を嫌います。
真実を明かすと愛国心教育に支障がでる、というのが彼らの主張ですから、これは「病気」でしかありません。
そういう右派の人が新教育基本法を制定する。国家主義復活の意図は見え透いています。
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2006年11月30日
23:29

シナモン

ほんとに、「病気」ですよね!こんなにおかしな大人が増えているなんて怖い世の中です。どう治療したらいいのでしょうか…。
本人たちに病識がないのでものすごく厄介です!
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2006年12月04日
21:51

タケセン

日本では「エリート」ほど自分で考える力がないのです。書物に拠らなければ何も言えない、情報のパッチワークに長けた人を優秀だ、と皆が信じています。
具体的な体験から自分の頭で意味を生み出す力がないのですが、その欠陥に無自覚です。
「主観を消去する日本というシステム」(クリック)をご覧下さい。課題は深く大きいですね。
まずは、自分自身の主観を広げ深める自由な悦びの知の実践です。白樺教育館の営みを全国に広めたいと思います。ぜひ共に!


武田康弘




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