思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

テロとの戦い!?集団イジメをやめない限り、テロは拡大するだけ。

2007-09-21 | 社会思想

アメリカのクリントン前大統領が、自国にも大きな責任がある、と言った通り、テロは、それが起きる抑圧と差別―イスラム圏の人々への「集団イジメ」をなくさない限り、永遠に続きます。アメリカというボスが、イスラエルの狂気の国家主義者たちに全面的な肩入れをし、アラブ(イスラム教国)へのイジメに加担しないと仲間外れにするぞ!と各国を脅してきたのが、激しいテロを引き起こしている主因であることは間違いありません。

自らの命を断ってまでテロ行為をするほかないところに追い込んだ「イジメの仕掛け人のアメリカ」が正義を言うことがどれほどコッケイなことか、それに追随するだけの日本という国は、ボスの気分を損ねないようにイジメに加わるだけ、なんとも情けない限りです。小泉政権の前までは、アラブ世界への一定の独自外交をしていたのに、能天気の小泉元首相の「アメリカ万歳」への愚かな路線転換で、日本の国益は大きく損なわれてしまいました。この責任は大きく、万死に値するものです。

自民党は、なぜ、これほどまでに理性を失い、感情主義へと堕落したのか?
自民党だけではなく、ポストモダンの風潮が支配する世界では、学者や批評家の理性も全く失われてしまいました。「普遍性」を嫌悪し「原理」的思考を嫌ってそこから逃げる学者の言動が撒き散らした害毒は計り知れませんが、これはまた日を改めて書くことにします。

武田康弘


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