運輸省(現在の国土交通省)の官僚が勝手に決めたナンバープレートのデザインの悪さは呆れますが、軽自動車は、さらに原色の黄色!ですから、もう評しようもない酷さです。
人間の生の意味は、善・美に憧れ、求めるところに生じるのですが、この生の原理を知らない代表が官僚だと言われても、抗弁のしようがないでしょう。まったく美的センスを持たず、ただ識別できればいいという考えは、人間と社会にひどい醜と悪をもたらします。
街中で、一番身近で、みなが目にするのがクルマのナンバープレート、ところが、運輸省が独断で決めたこのデザインのひどいこと、これをよいと思う人はまず皆無でしょう。
まして、軽自動車のナンバープレ-トは、キツイ黄色。せっかく自動車メーカーが苦労してよいデザインのクルマをつくっても、ドクドクしい原色のために、台無しです。
日本人の美意識と街の景観を害(そこな)う愚かな官僚の所業には、ホントウにうんざりします。彼らを雇っているのはわたしたちで、その給与は税金です。官僚が、このような低次元の仕事しかできないのは、「人間の生の意味は、善・美に憧れ・求めるところに生じる」ということを知らないからでしょう。ヨーロッパとの大きな差は、ここにその最も深い原因があるのです。
「事実学」を積み上げることが偉いという勘違いー「意味論としての知」(=哲学)の貧困は、善美に憧れ求める心と頭を生まないために、私たちの国をひどく醜くしているのです。広がりゆく美のない世界をつくるというのは、ひどい悪業です。役人・官僚は、このことを深く自覚しなければなりません。