思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

わたしは、政治家を信頼します。

2010-02-08 | 社会批評

主権者であるわたしたちの意思の代行者として日々激務をこなす政治家を、「信用できない者」と見るのは、自分で自分の首を絞めることでしかないでしょう。

120年以上にわたり続いてきた山県有朋らのつくった官僚主義(東大法学部が支配するキャリアシステム)によって硬直化した政治を変え、新たな民主主義による政治を現実に作動させるには、途方もない力が必要です。

わたしたち主権者の代行者は、選挙で選ばれた政治家のみです。いまなお明治政府がつくった「近代天皇制」の想念を引きずる政治の世界で、ほんとうに新しい政治・真に「主権在民」の原理を貫く政治を現実化するのには、大きな困難があります。旧い制度、慣習を変えることは容易ではなく、奇麗事だけではすみません。

現実は「絵に描いた餅」ではないのですから、わたしたちが選んだ政治家を信頼し、彼らに大いに活躍してもらわなくてはなりません。プラスの目で見、応援することが皆の得になるはずです。わたしたち市民は、大きな目、豊かな心をもちましょうよ。

厳禁の精神は、人間的なよきものを破壊してしまいます。


武田康弘
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コメント

小沢氏続投支持ー67%
(Cmoon)
2010-02-09 17:55:08

元秘書起訴、小沢不起訴直後に大手新聞社、通信社が行った世論調査結果を背景に、未だ収まらぬ小沢ネガティブ報道ですが、検察とマスメディアが、同じ方向に向いたまま走り続ける怖ろしさを感じます。

 今回の問題で大手マスメディアは、一年近くひとりの政治家だけを、諸外国に例が見られない独自権力を持つ検察が捜査し続けることへの疑問を感じたことがあるのか。一度でも検証したことがあるのか。
またリーク問題が世間を騒がせている中で、「リークはない」と言い続けるだけで、自らマスコミの在り方を検証した報道があったのか。
民主党の自浄作用を求めながら、検察もマスメディアも自浄しているのか、大きな疑問が残ります。

 こうした中で、まともな世論が形成されるとは思いません。
ひとりの政治家に説明責任を求めるだけで、検察もマスメディアもここ一年の経緯の説明責任を果たしていません。
検察の起訴、不起訴の発表は、記者クラブ、それもカメラ禁止で行われました。
小沢氏の記者会見は、カメラ持ち込み可、フリーランスの記者も入りオープンでした。ここで述べたことに、まだ説明責任が足りないというメディア、野党……。なぜ検察とメディアにも求めないのか、メディア自らは果たそうとしないのか。
国民を見下げているのが明らかです。
主権在民の民主主義を官僚権力とマスコミ権力が貶めているのは明らかです。
私たちは、今に始まったことではなく、このような貶められた状況に長い間居続けてきました。これまでの政権は官僚体制を改革することがなく、マスコミも官僚の暴走を監視する能力もありませんでした。
ロッキード裁判もこうした状況の中で進められたと思います。

検察とメディアは正義であった……
そんな証明をしたかったかのような今回の世論調査です。

 朝日新聞と読売新聞の設問をよく見たのですが、かなり疑問に思います。明らかに誘導しています。同じような結果が出ていることから、通信社の設問も同じようなものでしょう。(推測はよくありませんが……)
地方紙には、通信社の記事が溢れています。世論調査の結果も同じように日本の隅々に広まります。怖ろしいことです。
というのは、TBSラジオの討論番組「アクセス」では、逆の結果が出ているからです。こうした結果が見逃されています。

『あなたは小沢幹事長の続投を支持しますか?』
支持する:398人(67%)
支持しない:133人(22%)
分からない:64人(11%)

新聞とテレビ報道だけではなく、こうしたラジオの討論番組に耳を傾けている人たちは、真実をつかんでいる人、感じているが多いのではないか。
そんなふうに感じました。

 いずれにしても、官僚改革を断行しようとする、すでに手続きを始めた初めての政権です。その政権を支える政治家は、私たちが民主主義の正統な手法によって選びました。官僚改革を委ねました。
僕も自分で選んだ政治家を信頼します。託した政権を支持します


コメント (1)
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