思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

原爆はアメリカの間違え。15年戦争は日本の間違え。

2011-08-06 | 社会思想

昨日のブログ=『反省と、謝罪と、償い。よく生きること=民主的倫理の基本です。』に対して、田中王堂→石橋湛山の研究者である内田卓志さんからメールがありましたが、わたしもまったく同感です。以下に写します。

反省なき言い訳は、日米の保守主義の為政者に共通するもので、「民主的倫理」に反する言動というほかありません。わたしたち市民は、上下倫理を排し、民主的倫理に従い生きる実践を続けていきたいと思います。(武田康弘)

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武田先生

『プライベートでも公共の場でも、人間がよく生きるための基本は、失敗や間違いを犯したときには、自分を「反省」し、相手に対して「謝罪」し、「償い」をすることだと思います。』

本日は8/6です。先生のご発言は「生活の基本」だと思っています。人は、間違える存在です。間違えないようにしても間違えてしまう存在です。そのとき「反省」し「謝罪」し「償い」をすることができるか。
そして、自分はしているか、自らの間違えを素直に認めることが本当に必要です。職場でも家庭でもいつもそう感じています。


8/6の原爆投下は、アメリカの間違えです。しかし、15年戦争は日本の間違えでもあったわけです。

武田先生、良いお話に感謝。  合掌   
          

内田卓志
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清瀬保二(きよせやすじ)のピアノ作品を聴きながら、感じることを。

2011-08-06 | 趣味

清瀬保二(きよせやすじ)のピアノ作品を聴きながら、感じることを。


明晰(めいせき)な論理に支えられた抒情性。
土着的にして洗練の極み。
凛(りん)とした倫理性をもつ。

平易で透明、かつ豊か。
楽しく、かつ品位が高い。
不屈・強靭(きょうじん)で、かつ深く優しい。
リズミカル・舞踏的で、かつ思索的。

孤高にして民主的。
清瀬のピアノ音楽作品で多いのは「こどものための」と銘打たれた曲。
バルトークも40の小品集「こどもために」をつくっているが、清瀬作品は子ども用の練習曲ではなく、詩情に富み、はるかに多彩。

深い悲しみや憤りは、昇華され、心の襞(ひだ)を震わす美へと変貌している。偉大な芸術のみがもつ力だ。
それにしても、なんと繊細で深々とした音楽であることか。
天才的な響きと音色に、唖然となる。

日本が生んだ最高の作曲家・清瀬保二は、なぜか知られず埋もれている。



ぜひ、3年前にはじめて出た全集(清瀬保二ピアノ独奏曲全集・ピアノ花岡千春)をお聴きください。


武田康弘
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