思索の日記 (クリックで全体が表示されます)

武田康弘の思索の日記です。「恋知」の生を提唱し、実践しています。白樺教育館ホームと共に

超名演と出会う!「ベートーベンピアノ協奏曲第4番」 フライシャー、クレンペラー 1956年ライブ

2012-09-04 | 趣味

10枚組で1132円! 
あまりに安いので、つい買ったCDのボックスセット(1950年代と1960年のクレンペラー指揮のベートーベン、ブラームス、ブルックナー)は、思わぬ名演が幾つもあって、よろこんで聴き進めていましたが、今まで知らなかったピアニストによるベート―ベンのピアノ協奏曲4番を聴いて、唖然呆然。グイグイ引き込まれ、鳥肌が立つほどの感動を味わいました。もう6回聴きました。

 ジャケットには、Leon Fleisher と記載されています。

 この演奏は、

リズムとテンポがよく、明瞭でダイナミック。
輝かしく剛毅にして、繊細で多彩。
変化に富むが全体はひとつ。

深みと平易、
思索的と身体的、
落ち着きと情熱、
痺れるような美音と沈思が両立。

豊かにして軽やか。
弱音と強音、深淵と愉悦の幅が広い。

とにかく、生理的快感があり、何度でも繰り返し聴いてしまう演奏。
まるでベートーベン自身が奏でているかのよう。

バックの巨人クレンペラーの指揮は、いつものように悠然・磐石。リズム感がよく揺るぎない。深く、大きく、豊かで、自然そのもの。ピアニストに霊感と自信を与えているように思える。これまたベートーベンのイデアを具現化したよう超名演。

わたしは、40数年間、これほどの4番の演奏は聴いたことがありません。

いま、あわててLeon Fleisher(レオン・フライシャー)について調べて見ました。うーーん、驚くべきことが分かりました。クリックしてみてください。

武田康弘

コメント (2)
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