★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

魂が鼻から消え去って

2012-11-22 23:46:17 | 文学


「わしは魂が鼻から消え去って、死んだように突っ立っていた。
 そのときあいつが、自分の着物のまわりに小便をひっかけたとたん、狼に化けたのだ。」
(『サチュリコン』国原吉之助訳)