新聞を読むと頭が腐るとか学生に吹聴している割には、新聞記事の切り抜きと保存を二〇年もやっているわたくしである。「恋のSL、出発ピンコー」(『朝日新聞』5月2日)は、授業で使えると思って切り抜いて裏紙に貼りつけた。授業というのは、こういう一見無駄なものからも展開されるものであって、クォーター制なんかにしたら確実に、授業のレベルが下がるだけでなく、面白さ(つまり問題への探求の深度)が失われる。教養を情報だと思っている輩はウィキペディアでも読んで知ったかぶりでもしていなさい。そんな奴が世界的に通用するわけないでしょうが……
「毎週かあさん3」。「ダーリンは70歳」が「毎日かあさん」より「毎週かあさん」に近いノリなので、ちょっと普通に見えた3である。