小学校4年だかのときに埋めたタイムカプセルが、このたび掘り出されたようです。確かに、あまり待てばよいというものではない……。
私は、埋めた時のことをかなりはっきり憶えていて、カプセルに入れた花の絵のイメージまで頭に残っていた。しかし、作文まで入れていたことは忘れていた。今回、それを読んでみたが、なんというか、すでに確かにわたくしの文章であった。
基本的なところがまるで変わっていないところに、あきれ果てるばかり……である。ただ、確かに小学校四年生の私に私の「内面」があるということが明らかであったのがちょっと不気味であった。