
今年初めて、授業の終わりに「授業でわかったこととか感想とか」を書かせてみたりしたのだが、今日、研究室に帰ってそれを読んでいてびっくりしたことがあった。
「いまはほとんど取りあげられなくなったAKBがかつて人気があって、知識人がやたらコメントしていた理由がわかった」
みたいな感想があったのである。わたくしがどういう授業をしたのかはちょっと置いておいて、わたくしはまだAKBが大流行しているという前提でしゃべっていたのである。もうAKBは過去のものだったのだ。わたくしは、真珠湾攻撃とかもつい最近のように思えるので、AKBなんか、昨日の昼飯より最近の出来事にように思われるが、学部の一年生にとっては、たぶん小学校ぐらいの出来事なのだ。
今日は、「戦艦ポチョムキン」と「マトリックス」と「イノセンス」を並べて、映像というのは本質的になんだろうという話をしたんだが、「イノセンス」で「やっときれいな映像きた」という表情をした学生の皆さんが印象的であった。しかし、「イノセンス」はたぶんAKBより古い……。