★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

皆既日食らしい3

2018-02-01 23:26:30 | ニュース


今年初めて、授業の終わりに「授業でわかったこととか感想とか」を書かせてみたりしたのだが、今日、研究室に帰ってそれを読んでいてびっくりしたことがあった。

「いまはほとんど取りあげられなくなったAKBがかつて人気があって、知識人がやたらコメントしていた理由がわかった」

みたいな感想があったのである。わたくしがどういう授業をしたのかはちょっと置いておいて、わたくしはまだAKBが大流行しているという前提でしゃべっていたのである。もうAKBは過去のものだったのだ。わたくしは、真珠湾攻撃とかもつい最近のように思えるので、AKBなんか、昨日の昼飯より最近の出来事にように思われるが、学部の一年生にとっては、たぶん小学校ぐらいの出来事なのだ。

今日は、「戦艦ポチョムキン」と「マトリックス」と「イノセンス」を並べて、映像というのは本質的になんだろうという話をしたんだが、「イノセンス」で「やっときれいな映像きた」という表情をした学生の皆さんが印象的であった。しかし、「イノセンス」はたぶんAKBより古い……。