★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

菅原神社を訪ねる(香川の神社183)

2018-10-14 22:42:10 | 神社仏閣


菅原神社は香西南町。宇佐神社の近く。神社名の石碑と金比羅燈籠(嘉永六年)とその後ろには……



社稷五大神。この形のものは初めて見た。香西のあたりも「社稷五大神」の名前を用いる圏内であろうか……?



鳥居は平成十七年のもので新しい。

  

牛さん。



注連石と拝殿。



本殿。



『香川県神社誌』には、「古今名所図会」の引用があった。

菅公土人平賀某に賜ふ所の神影を奉齋し、里人小祠を営みて崇敬せしが、後阿野、香川二郡の領主香西氏これを崇敬し、香西中島の南面に社殿を造営し神影を遷して累世厚く崇敬せりと云ふ。名勝図絵には、神影は平賀某に賜ふ所にして後中村天満宮に納め、その後神像をつくりて當社に納む。當所は顯然たる菅公の旧跡なれば村民の信仰厚しと云へり。中島の南面とは香西氏の天神廓の中にして、現今の字西打小字天神の地なり。


そういえば、香川県の菅原神社/天満宮の実態を考えたことがなかったな……



そうですか、と言いたげな牛さん。



香西氏の城が、近くの宇佐神社あたりにあったのであるが、天正十年の長宗我部の侵攻でこの神社あたりも激戦があったらしい。



境内社あり。


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