★さちゅりこん――渡邊史郎と縦塗横抹

世界が矛盾的自己同一的形成として、現在において過去と未来とが一となるという時、我々は反省的である。(西田幾多郎)

明見神社(弦打神社)を訪ねる(香川の神社150)

2017-12-19 23:07:32 | 神社仏閣
明見神社は鶴市。『香川県神社誌』には、「弦打神社」として載っている。



『神社誌』に曰く、

「一に明見神社と称し、舊真言宗弦張山徳栄寺の乾の方の守護神として奉祀せられしと傳ふ。」

このちかくに「徳栄寺」があります。地図で見ると、この神社が丁度北西(乾の方)にあるのがわかる。

「大正十二年十月社殿を再建す。」

とあるが、いまは下のような建物が建っている。



たぶん境内に集会所をつくったパターンである。



集会所に映っている……



明見というからには、本当は妙見神社ではないかと疑われるのであるが、その証拠に、『神社誌』によると祭神が「天御中主神」。妙見信仰では「妙見菩薩」のことなのだが、神仏分離で妙見菩薩の代わりに天御中主神を名乗らざる得なくなったのである。もっとも、『神社誌』には、

「飯尾宗祇の歌に「弦打の山より出でし月影は弓はりとこそ云ふべかりけれ」(扶木集)とあり、明月この里を照らすにより明見と云へりと。

と書いてあった。



20日に本殿を集会所の裏に見つけた。


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