すこしの愛があれば生きていける
けれども
おおきな愛でなければ
生きつづけることはできない
「君はいったい何に絶望しているのかね」
「全てに」
「君にはあの遠くの波が見えるかい。
君には見えているようで、
ほんとうは何も見えてはいないのだよ」
「君は挫折したことがあるかい」
「全てに」
「君はいろんなことを喋ってはいるけれど
本当は何も言わないのとかわりないのさ。
なぜって、僕たちは悪戯につくられた粘土細工なのだから」
すべて一瞬のうちに消えてなくなれ
疲れた顔も
絶望した顔も、
迷った顔も、
途方に暮れた顔も、
みんな燃えてしまえ
現実や時間がわたしに優しかったことが一度でもあったろうか?
ああ、けれども
坂ののぼりおりも
ほんとうの真実に近づく道であるなら
立ち止まったりせずに
進みつづけるだろうに
1991記
けれども
おおきな愛でなければ
生きつづけることはできない
「君はいったい何に絶望しているのかね」
「全てに」
「君にはあの遠くの波が見えるかい。
君には見えているようで、
ほんとうは何も見えてはいないのだよ」
「君は挫折したことがあるかい」
「全てに」
「君はいろんなことを喋ってはいるけれど
本当は何も言わないのとかわりないのさ。
なぜって、僕たちは悪戯につくられた粘土細工なのだから」
すべて一瞬のうちに消えてなくなれ
疲れた顔も
絶望した顔も、
迷った顔も、
途方に暮れた顔も、
みんな燃えてしまえ
現実や時間がわたしに優しかったことが一度でもあったろうか?
ああ、けれども
坂ののぼりおりも
ほんとうの真実に近づく道であるなら
立ち止まったりせずに
進みつづけるだろうに
1991記