■水曜ミステリー9「横山秀夫特別企画 永遠の時効」
原作:横山秀夫『永遠の時効』(集英社「小説すばる」所収)
脚本:窪田信介 監督:榎戸耕史
出演:中村俊介、田中哲司、光石研、矢島健一、相島一之、鈴木一真、入来茉里、田代さやか、伊武雅刀 ほか
この横山秀夫さん原作の刑事ものシリーズは、出演者もほぼそのままにずっと続いているんだね。
【その他のドラマの記事】
「横山秀夫サスペンス 密室の抜け穴」(2003)
ドラマ『顔』(2003)
囚人のジレンマ(2004)
『震度0』(2007)
横山秀夫サスペンス『自伝』(2010)
哲さんは、今回は班長役。こうして回を重ねるごとに、年齢相応にどんどん昇進していくのかな?w
ストーリーは、事件ももちろん、警察内部抗争がみどころ。
専門用語も多く出てきて、現場の生の雰囲気が伝わってくるのが魅力。
▼story(ネタバレ注意
2人の男に監禁されレイプされていた丹羽奈保子が、その場から逃げて保護された。
山梨県警本部捜査一課強行犯係一班の主任・田中武次が事情聴取する。
田中は「花いちもんめ」(ほかに配転すること)が噂される取調べのプロ。
※強行犯係:殺人、誘拐、強姦等の凶悪犯罪の捜査を主に担当している。
強行犯は3班に分かれて、他より一歩でも抜きん出ようと日々競い合っている。
1班班長は「笑わない男」朽木(田中の上司)、2班班長は冷酷で通る楠見。
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朽木「取調官の適性とは何だと思ってる?」
田中「絶え間なく人を憎み続けること。オレは人の憎しみ方を知っている人間です」
朽木「オレは一生笑わないと誓った。そんな人間は一人で充分だ」
(笑わない理由は分からずじまいだったな。哲さんはよく笑う役のほうがスキだ
ナオコは、犯人の2人は自分が金持ちの娘と知って、金をゆすろうと意見が分かれ、仲間割れし、
山中の木に縛られ放置された時に逃亡したと言う。
世間体を気にする両親は「家族の不祥事は出世に響く」と警察への通報も拒否したほどで、ナオコは親を憎んでいる。
「取調べって案外カンタンなんですね」
「取調べってゆうのは犯罪者に使う言葉ですよ」(そうなんだ/驚
田中は、ナオコは「ストックホルム症候群」だと推測する。
(海外では、自分を監禁した犯人と結婚した女性もいるってほんと?!
田中「供述が曖昧で誰かをかばっている。(親などへの)反発心が強いほど表れる。カウンセリングが必要です」
楠見「レイプもセックスだ。AもBも同じなら、ストックホルム症候群は成立しない、それとも見落としがあるはずだ」
(日本は検挙率は高くても、被害者へのケアがまったく不十分だな
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ナオコが発見された山中に近い沼から、沈められた車が見つかり、中から白骨死体が出た。
車内の死体は、スナックホステスだった赤坂唯。10年前から行方不明になっていた。
車が早く沈むよう窓が10cm開いていたことに対して、朽木は「いじましいホシだな」とつぶやく。
当時、報告書を書いた警官に聞くと、「Nシステムは調べたのか?」とせっついた新聞記者がいたことを思い出す。
ユイのいたスナックは、「ブン屋(新聞記者)」のたまり場だったことから、
朽木は、その記者がホシとにらみ、まだ殺人事件とは限らないという嘘の会見をし、新聞社の上司に条件をもちかけて賭けに出る。
朽木「身内の犯罪を他社にすっぱ抜かれずに済むだろう。オレは部下を信じている」
「雑音を排除してホシの言葉だけを聞く。それが捜査ってもんだ」
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スナックのママには、ショバ代月4万円を払い+週3で刑事が通うことを条件に、当時のユイの様子を尋ねる(こんな交渉までしてるんだ
ユイは当時、記者の阿東と婚約したらしく店を辞めたという。一方、阿東は翌年に別の女性と結婚。
田中は阿東に任意同行の取調べを行うが、物証がないため1日目は何も聞かず終わり、2日目は阿東は殺し以外はすべて認めた。
(任意の場合、被疑者は自分から話を中断して出られるのかぁ
そんな中、事件当時の阿東のメモから意味不明な数字の羅列が見つかる。
楠見はナオコに冷酷非情な事情聴取をする。
朽木「ガイシャもヤマの一部だ。強行はヤマを食うのが仕事だ。お前はナオコを憎めるのか?」
「憎みでホシの口を割らせるのはもうやめたほうがいい。憎しみで落とせない相手もいる」
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時効の延長(死刑相当の刑)
2005年 15年から25年に延長された
2010年 時効は完全に撤廃された
原作:横山秀夫『永遠の時効』(集英社「小説すばる」所収)
脚本:窪田信介 監督:榎戸耕史
出演:中村俊介、田中哲司、光石研、矢島健一、相島一之、鈴木一真、入来茉里、田代さやか、伊武雅刀 ほか
この横山秀夫さん原作の刑事ものシリーズは、出演者もほぼそのままにずっと続いているんだね。
【その他のドラマの記事】
「横山秀夫サスペンス 密室の抜け穴」(2003)
ドラマ『顔』(2003)
囚人のジレンマ(2004)
『震度0』(2007)
横山秀夫サスペンス『自伝』(2010)
哲さんは、今回は班長役。こうして回を重ねるごとに、年齢相応にどんどん昇進していくのかな?w
ストーリーは、事件ももちろん、警察内部抗争がみどころ。
専門用語も多く出てきて、現場の生の雰囲気が伝わってくるのが魅力。
▼story(ネタバレ注意
2人の男に監禁されレイプされていた丹羽奈保子が、その場から逃げて保護された。
山梨県警本部捜査一課強行犯係一班の主任・田中武次が事情聴取する。
田中は「花いちもんめ」(ほかに配転すること)が噂される取調べのプロ。
※強行犯係:殺人、誘拐、強姦等の凶悪犯罪の捜査を主に担当している。
強行犯は3班に分かれて、他より一歩でも抜きん出ようと日々競い合っている。
1班班長は「笑わない男」朽木(田中の上司)、2班班長は冷酷で通る楠見。
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朽木「取調官の適性とは何だと思ってる?」
田中「絶え間なく人を憎み続けること。オレは人の憎しみ方を知っている人間です」
朽木「オレは一生笑わないと誓った。そんな人間は一人で充分だ」
(笑わない理由は分からずじまいだったな。哲さんはよく笑う役のほうがスキだ
ナオコは、犯人の2人は自分が金持ちの娘と知って、金をゆすろうと意見が分かれ、仲間割れし、
山中の木に縛られ放置された時に逃亡したと言う。
世間体を気にする両親は「家族の不祥事は出世に響く」と警察への通報も拒否したほどで、ナオコは親を憎んでいる。
「取調べって案外カンタンなんですね」
「取調べってゆうのは犯罪者に使う言葉ですよ」(そうなんだ/驚
田中は、ナオコは「ストックホルム症候群」だと推測する。
(海外では、自分を監禁した犯人と結婚した女性もいるってほんと?!
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田中「供述が曖昧で誰かをかばっている。(親などへの)反発心が強いほど表れる。カウンセリングが必要です」
楠見「レイプもセックスだ。AもBも同じなら、ストックホルム症候群は成立しない、それとも見落としがあるはずだ」
(日本は検挙率は高くても、被害者へのケアがまったく不十分だな
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ナオコが発見された山中に近い沼から、沈められた車が見つかり、中から白骨死体が出た。
車内の死体は、スナックホステスだった赤坂唯。10年前から行方不明になっていた。
車が早く沈むよう窓が10cm開いていたことに対して、朽木は「いじましいホシだな」とつぶやく。
当時、報告書を書いた警官に聞くと、「Nシステムは調べたのか?」とせっついた新聞記者がいたことを思い出す。
ユイのいたスナックは、「ブン屋(新聞記者)」のたまり場だったことから、
朽木は、その記者がホシとにらみ、まだ殺人事件とは限らないという嘘の会見をし、新聞社の上司に条件をもちかけて賭けに出る。
朽木「身内の犯罪を他社にすっぱ抜かれずに済むだろう。オレは部下を信じている」
「雑音を排除してホシの言葉だけを聞く。それが捜査ってもんだ」
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スナックのママには、ショバ代月4万円を払い+週3で刑事が通うことを条件に、当時のユイの様子を尋ねる(こんな交渉までしてるんだ
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ユイは当時、記者の阿東と婚約したらしく店を辞めたという。一方、阿東は翌年に別の女性と結婚。
田中は阿東に任意同行の取調べを行うが、物証がないため1日目は何も聞かず終わり、2日目は阿東は殺し以外はすべて認めた。
(任意の場合、被疑者は自分から話を中断して出られるのかぁ
そんな中、事件当時の阿東のメモから意味不明な数字の羅列が見つかる。
楠見はナオコに冷酷非情な事情聴取をする。
朽木「ガイシャもヤマの一部だ。強行はヤマを食うのが仕事だ。お前はナオコを憎めるのか?」
「憎みでホシの口を割らせるのはもうやめたほうがいい。憎しみで落とせない相手もいる」
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2005年 15年から25年に延長された
2010年 時効は完全に撤廃された