メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

児童虐待@週刊まるわかりニュース

2019-09-09 14:32:40 | テレビ・動画配信

夫の「説教」に苦しめられた母と子 法廷で明らかになった結愛ちゃん虐待死までの日々

鹿児島の4歳女児、暴行後に水死か 母親の交際相手逮捕


児童虐待というと、ニュースでは母親をメインに取り上げている気がするけれども
パートナーからのDVがあれば逆らえないし
自分の意思がない状態にまで陥っていた可能性も多い

もしかしたら加害者男性も、自分の親から同じことをされていた
ケースも多いのではないか

こうした悪循環は綿々と受け継がれていく

せっかくさまざまな支援機関があっても
当人は自分が加害者・被害者意識がなければ声も届かない





結愛ちゃんの自宅にあった「ルール」










虐待の加害者を取材
この男性も息子や娘が野球の練習をする際にルールを課していました




加害者男性:
酷ければビンタしたり
守れないとお尻をバットで叩いたり、平手打ちをしたりしていた

長男は今も児童養護施設に入所
男性は専門の機関で虐待を繰り返さないための講習を受けています

子どもにルールを課すことで、子どもが守れなかった際に
暴力を振るう自分を正当化していたといいます


子どものために言っているようで親のエゴ、思い、理想、押し付けが多い

加害者男性:
そこがエスカレートすると虐待になるのかなという気がします

一方、虐待の被害者はこうしたルールについてどう感じているのでしょうか


『母さんがどんなに僕を嫌いでも』
漫画家で小説家の歌川たいじさん
幼い頃、実の母親から受けた虐待を題材に描いた作品は去年映画化もされました










歌川さん:
物心ついた時には、すごく激しく体罰をされていたと思います

刺身包丁で腕を切られた腕の傷がまだ残っている
母親が上から振り下ろしてきたので腕で避けたんです
避けなかったら顔に当たっていた


結愛ちゃんに課されたルールを見てもらうと

歌川さん:
これを見ると自分の子どもの頃を思い出す気がします

ただただ親に嫌われたくないから
親に「ダメな子どもだ」と思われたくないから



虐待を受けながらも母親に嫌われたくない一心だったという歌川さん
親の言う通りにできないと、子どもは「自分が悪い」
思い込んでしまう危うさがあるといいます

歌川さん:
自分の母の場合、包丁を振り上げるとか
階段から蹴り落とすとかもしたけれども

それでもやっぱり自分が悪くて
お母さんに何とか好かれたい

悪いのはあくまでも自分
お母さん、お父さんはいつでも正しい
それに対して、自分はなんてダメなんだろう

虐待というのはDV,いじめなどと同じなんですけど
洗脳に近い行為だと思う



結愛ちゃんの事件で逮捕された男は「しつけの一環で怒った」
璃愛來ちゃんの事件でも父親は「しつけのつもりでやった」と話していた


専門家は「ルール作り」そのものに問題があるわけではなく
守らなかった時に親が感情的に怒ってしまうことに問題があると指摘します





児童虐待防止機関 オレンジCAPO 島田理事長:
しつけとは何ですか?
虐待とは何ですか?ってということを知らないまま
感情表現をしているから

怒る時には怒鳴る、殴る
殴れば相手が言うことを聞くだろうと支配してしまってる


しつけと虐待の違いを知るか知らないかは全然違うんです


編集長:
私にも子どもがいます
そして社会に出るために家庭内でルールを決めることはあります

でもそれがもしかしたら虐待に結びついてしまうかもしれない
可能性があるということはハッとさせられました

それは親の側がきちんとこれが「しつけ」なのか
あるいは心理的に負担を与えているのか
虐待に繋がってしまうのかということをきちんと見極めながら
子どもと接しなくてはいけないということを強く感じました


親子が話し合って一緒にルールを決める

アナ:
今回いろんな話を聞いていて最も大切だと思ったのは
こういうルールを作ること自体は一般的だと思うんですけれども

ルールを決める際に
親と子どもがしっかりコミュニケーションを取った上で
ルールを決めているのかということです

このルールは本当に必要なのか?
守るためにどういうルールにすればいいのか?

ということを双方が話し合って
納得する形でルールを決めることが大切なのではないかと感じます



【ブログ内関連記事】

幼児虐待 児童相談所の対応は ほか

ドラマ10「シングルマザーズ」全8回(2012)

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児童虐待の疑いで通告された数が過去最高に@週刊ニュース深読み

topics~何が出来る?児童相談所@あさイチ ほか

未来をささえる福祉の現場2『子どもたちとともに』(岩崎書店)

『傷つけられていませんか? 虐待的な関係を見直す』(大月書店)



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朝ドラ「なつぞら」第23週 「なつよ、天陽くんにさよならを」

2019-09-09 13:39:35 | ドラマ
朝ドラ「なつぞら」第23週 「なつよ、天陽くんにさよならを」

作:大森寿美男

出演:
広瀬すず、松嶋菜々子、藤木直人、岡田将生、工藤阿須加、草刈正雄、井浦新 ほか

ナレーター:内村光良

オープニング:♪優しいあの子/スピッツ


もうこのタイトルだけで死んじゃうんだなって分かる
考えてみれば、ずっと農業をしながら、絵を描いたりしてた
天陽くんって、宮沢賢治みたいだ


【内容抜粋メモ】

昭和48年 夏
もう『魔界の番長』の放送がスタート
ユウは怖くて目を覆ってしまい戸惑うなつ






カミジ:
日本のアニメはどんどん酷くなる オレも辞めるわ
映画はもうダメだ 会社はテレビマンガにばかり力を入れてるし
オレもとうとうテレビに行かされそうなんだ
どうせやるならマコさんの所でやりたい
でも、オレはいつかまた映画を作りたい


イッキュウ:
今考えてる企画があって
君の力が必要だと思う 一緒にやらないか?



(『大草原の小さな家』! でもアニメ化されたっけ?
 表紙の絵がじいちゃんとなつみたい


なつ:
私だけはナカさんたちを裏切ってはいけないと思う
もし辞めるならもっとユウのそばにいたい


テンヨウは退院して絵を描いているが
また体調を崩して入院

兄・陽平が見舞いに来る
カレンダーの絵ってそんなに命削って描いているものなの?






テ:
風景画を描く時、いつも兄ちゃんのこと思いだす
なっちゃん、元気にしてる?
会えなくても、絵を描いていれば十分なのさ

なつも夏休み返上して働いている

テは「退院は来週」と言われ、アトリエの絵が描きたくて自宅に戻る
アトリエでまた馬の絵を描くテ






テ:
畑も牛もヤスエに頼ってばかりで
ヤスエと結婚してほんとよかった オレはオレでいられる




翌朝、馬の絵が完成
ヤスエに見せる

テ:
病院に戻る前に畑の様子を見てくる
おふくろ、子どもたちをよろしく頼む

もう死を予感しているような顔
『人間の証明』みたいに麦藁帽を投げてそのまま倒れて亡くなる
短くても素晴らしい人生だ






陽平はなつを呼ぶ
陽平:テンヨウが死んだんだ 今朝早く どうもウソじゃないみたいだ


9月 しばた牧場に帰るなつとユウ




なつ:(テのこと)ビックリしすぎて怖くてすぐに来られんかった
テルオ:お葬式は立派だった テレビ局も来て

ユウに牛舎を見せる
テルオ:ミルカーだと手絞りの半分の時間でできる





(こっからどんどん牛への負担が増えていったのか

菊介:お蔭でオヤジはここに搾乳に来なくてもよくなった

ウマに乗りたかったユウだったが売ってしまった
今はクルマやトラクターにかわった

祖父:
テのウマは去年死んだ
テの畑を開墾した年にきたウマ
25年以上よく長生きした
今ごろはまたテと会ってるべ

動物の使役もなくなりますように/祈
 テはだから、最期にあのウマの絵を描きたかったのか?

地平は中学生 このくらいの頃からすっかり態度が変わっちゃうよねえ

なつ:
今の仕事辞めるかも 自分が何をしたいのか分からない
お金のことがなければ、ユウとの時間を大切にしたい
少し疲れてしまった


翌日、なつらはテの家に行き線香をあげる




アトリエを見せてもらうとウマの絵ばかり




ユウ:本物のおウマさんがいるよ

ウ:なつよ、それがテくんの遺作だ

遺作を見て泣くなつ
ユウ:絵を動かすのはママのお仕事でしょ


母アヤコが事情を話す




アヤコ:
病院に確かめたら退院だと言われてなかった
あの子は分かったと思う 自分がもうダメなことを
最期に家族に会いたくて自転車に乗って帰ってきたんでしょう

父:
テは生活のために絵を売っていました
最期まで絵を残そうとしたのかも
もう離農するしかない

テの絵を全部売って、子どもの養育費にあてようとすると反対するヤスエ

ヤスエ:
あの人の絵は絶対に売りません!
ヨは自分の畑で亡くなった
自分の命をこの土地に蒔くために帰ってきたとしか思えない

道夫:僕が働く ここにいたい!
アヤコ:昔のテンヨウみたいなことを


自画像も一緒に見るヨウヘイとなつ




ヨ:
ここはあいつそのものだ
絵を描くのも自然なことだと言ってた
好きなだけ絵を観てやってくれ

畑に横たわっているヤスエを見る祖父
祖父:テに会いに来た テはここにおる そのことをあんたが忘れなければ




自画像から話しかけられるなつ




テ:
アニメーターを辞めたいと悩んでるのか?
答えはもう出てる ユウちゃんが君の答えだろ?
絵を動かすのが仕事だと言われたろ

今のなっちゃんを動かしてるのはユウ
ユウちゃんのために狩りをすればいい
ここを旅立ったあの日からずっと約束を守ってくれた

回想
テ:広いキャンバスの中でつながっている 頑張ってこい




これからも頑張れ 手をつなごうとすると絵に戻る

(なぜか全然涙は出ない
 命が始まって終わるのは至極当然のことだから


雪月に来るとユミコもすっかり店の主みたい




タエコ:なっちゃんが笑ってていがったわ
ユキ:オレもテがいなくなったとどうしても思えない

雪之助:
なっちゃんに見て欲しい
雪月の包装紙を描いてくれとテに頼んでいたんだ



(しばた牧場を丘から見ているような少女は幼い頃のなつ?





テ:
なっちゃんみたいな人はたくさんいるでしょう
開拓者精神を受け継いで逞しく生きている人が

僕の十勝もそういうなっちゃんから始まってる
そういう出会いが雪月にもあればいい

もしなっちゃんがくじそうになった時
これで包んで東京にお菓子を送ってください

とよ:残された者は辛いが、その分強くもなれる

早速、お菓子を包んでお土産に渡す


弥市郎:
テの人生は長いも短いもない そこにあるだけだ
それはなんと美しいことか
あいつは、あいつの作品そのものになった


なつ:
テは今でもみんなの中に生きてる
きっとそれが答えだね


『大草原の小さな家』をユウに読み聞かせるなつ
読み聞かせにはちょっと長いね
早速、絵に描くなつ

あっという間にキャラクターを描き上げる
ユウ:ユウちゃん、これ観たい



(なつもマコプロに行くの?

すぐにイッキュウに電話して「私がやりたい」と伝える

なつ:
やっぱり私、仕事を続ける
またテに答えを教えてもらっちゃった


アケミも札幌から帰省




ユウ:
ママは忙しい人だから、ユウちゃんはワガママを言わず
ママを助けてあげなくてはいけません
(子どもって・・・

フジコ:きっとコウコさんの教育だわ

アケミはノブさんの後を追って放送局に入った
アケミ:どこの部署も男だけの猿山みたいなものなんだから
フ:その中にいい人いないかね

(母親って、娘の結婚しか頭にないのかなあ

ア:女は結婚のために生きてるわけじゃないべさ、これからの時代は

なつ:もう辞めてもいいかと思ってたけど、テと話してまたやるって決めた

サラ:
なっちゃんは仕事を続けるべき
なっちゃんの作品をチハルちゃんもどこかで見てる
なっちゃんが元気だって安心してると思う

(最後はまた会えるかな

なつ:
私は作品を作りながらチハルに呼びかけていたんだ
私はここにいるから また会いに来てねって


イッキュウはマコに『大草原の小さな家』の企画書を出す




イ:
なつがその気になりました 今すぐはムリだけど
自分からやりたいと言ってくれた

また本通りじゃないのか 原案として新しく生み出す


自宅に帰るなつとユウ
テの包装紙をイに見せる

なつ:その絵と物語が重なったの

なつに企画書を見せる

イ:
舞台は北海道にする
僕も十勝の人々に影響を受けた
この日本にも開拓者がいることを伝えたい

マコさんの条件は、君が作画監督を引き受けてくれるならということ
この包装紙の絵を君が受け継ぐんだ

引き受けるなつ


なつはナカに話す




なつ:この会社を辞めようと思っています
ナカ:君もか・・・

なつ:
私はナカさんのお蔭で仕事を続けることができた
それを裏切ることになります

ナカ:
マコちゃんの所でどうしてもやりたい企画があるならそれでいいと思う
アニメーターは1つの会社にこだわる時代じゃない
それより1つの作品にこだわるべきだろう


社長に退職願を出す
なつ:これは私のワガママです





佐藤(だっけ?):ほんとに困るよ 君は大事な戦力なんだから!
堀内:私が作画監督をやります!

育児の理由と思っていた堀内らは
なつもマコプロに移ると言うとショックが広がる

風車プロダクションにユウを迎えに来るなつ
来年、マコプロに移ることを兄夫婦にも話す

なつ:
ユウにはこれからも寂しい思いをさせちゃうかもしれないけど
ずっと仕事を続ける


昭和49年3月まで東洋動画で働いたなつ






日本の畜産について考える

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