メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

♪イマジン/ジョン・レノン ほか@週刊まるわかりニュース

2020-12-19 13:24:39 | 音楽&ライブ
40年前、ジョン・レノンは自宅前で凶弾に倒れこの世を去りました

この曲を通して訴えたのは愛と平和
そのメッセージは今の世界の人たちに開いています








ショーン・レノン:
父の平和と真実のメッセージは
すべての人にとって大切だ

世界はとても複雑で
悪くなった面もあるが
良くなったことも多くある

人類の可能性を
♪イマジン は信じさせてくれる






















ヨーコさんが命日に死の日にかけていた
血のついた丸眼鏡の写真をツイートして
愛と平和を訴えていた

私は命日を悼むよりも
その人の誕生日を祝うほうが好きだ

彼らは魂として生きているから


痛ましいニュースよりも
平和を祈るほうが好きだ

自分が想像したことが
そのまま現実に投影されているのだから

ヨーコさんは、それを詩にしたんだと思う



想像してごらん

戦争も
飢餓もない世界を

国境も
死もなく

所有も
欲もない世界で

みんなが今日を平和に生きている

君もいっしょにそう想像すれば

世界はひとつになれるんだよ






コメント

『たまごのカーラ』 文/風木一人 絵/あべ弘士 小峰書店(2003年 初版)

2020-12-19 13:24:38 | 
「絵本・児童書」カテゴリー内に追加します



毎回思うけど、この頃はまだ
「乱丁・落丁本はお取り替えします」
くらいの親切な言葉だったのが

スマホやパソコンが普及してからは
やたらと著作権に関わる注意書きが増えたのが残念でならない

こうした素晴らしい本は
もっともっと大人も子どもも
いろんな国の人も
たくさんの人が読むように
広まっていけばいいな

本書は言葉遊びも面白い
本の紹介では“北欧に学ぶ小さなフェニミストの本”
と書かれていた気がする

そう言われてみればそうかとも思うけれども
言われないとわからない

ここでもあべ弘士さんは自由にのびのびと描いている
クレヨン、水彩絵の具なども使っているのだろうか?

下書きをした感じは見られず
子どもが描いたように見えても
いざ真似して描こうとすると描けないんだよね
これもやっぱり素晴らしいセンスなんだ


【内容抜粋メモ】

卵の殻は長いこと中身を守っていた

ある時トカゲの赤ちゃんが顔を出して
黙って歩いて行ってしまった





そのうち戻ると思っていたが戻ってこなかった

「ずっと私が守ってやったのに“ありがとう”の一言もない 恩知らず!」とカラは怒った






これからは自分自身のために
生きたいように生きるんだ


そう思ったら足と手が生えて
歌が出てきた

♪カラじゃないんだ カーラだよ






ずんずん進んだ


中身がないのは気持ちがいいね
体が軽いと心も軽いね
あの子を抱えていた頃は
身動きひとつ叶わなかった


高い山にぶつかった
登れないかと思ったけどなんとか登った

次の山はもっと楽に登れた
登るたびに足が丈夫になった






旅をしていると意地の悪いことも言われるけれども

「私はカーラ なめんじゃないよ」
空手チョップと後ろ回り蹴りが上手になった


海で泳ぐことも覚えた
カニにからかわれるが言い返すカーラ


夜、眠るのが怖い
目が覚めて足がなかったらどうしよう






でも目か覚めると
足はいつでもちゃんとあった

いつしか怖くなくなっていった


ジャングルを探検し
砂漠にたった一つ咲く花を見た

空の旅も経験した










ある日、川で溺れている息子を見たカーラは
飛び込んで向こう岸に連れて行った






若いトカゲは「あんた、誰?」

「さあて、誰だかね
 もっと大きくなって、人の親になる頃には
 私が誰かわかるだろうさ」


若いトカゲは今度はありがとうと言ったけれども
カーラには聞こえなかった
歌っていたからね







中身はからの空っぽで
増えもしないし 減りもしない

どこまで行っても私は私

カラとカーラのあいだには
見えない何かがあるんだよ

大事な何かがあるんだよ


コメント