※「作家別」カテゴリー内「酒井駒子」に追加します
2003年初版 2004年第7刷
大好きなポプラ社から
作者 あまんきみこ
1931年 旧満州に生まれる
『車の色は空の色』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸賞作品賞などなど受賞
世代を超えて読み継がれている多数の作品がある
これは原画展にはなかったと思う
最初に黒地の上に緑色を重ねているのか
この質感が素敵
これまでの作品と比べて
目が赤い点で描かれているのも可愛い
【内容抜粋メモ】
おやつを食べていたら
縄跳びの紐を忘れてきたこと思い出した
公園にあると思って探しに行くと
弟のけんちゃんもついてくる
公園に行ったけど紐は見当たらない
風に乗って楽しそうな笑い声が聞こえてくる
「大波 小波 ぐるっと回って狐の目」
「猫の目じゃないの?」
(そういえば子供の頃、こんなあそびうたで縄跳びを回していた記憶がよみがえった!
普段通らない森の中の道を行くと
十匹の狐が楽しそうに縄跳びをしている
木の陰から見ていると
みんなしっぽが引っかかってなかなかうまく飛べない(笑)
それを見てけんちゃんが思わず笑ってしまう
「誰かいるの?」
木の陰から出て行くと
キツネの丸い目が糸みたいに細くなって
とても嬉しそうに「一緒に遊ぼう」と言われる
「尻尾をもっと背中にくっつけるようにしてみたら」
て言ったら、狐の子達はとても縄跳びが上手くなる
みんなで楽しく遊んでいると
紐の取っ手に自分で書いた名前のりえと書かれていて
「私のヒモここにあったのね」
空が桃色になって
「もう帰らなくっちゃ
面白かったね また遊ぼう」
紐を持って帰ろうとすると
「それ私のよ
さっきみんなで縄跳びしたいって
狐の神様にお祈りしながら歩いていたら
公園の木の枝に掛けてあったの
私の名前も書いてあるの」
「あんた、りえちゃんなの?」
けんちゃんが「僕のお姉ちゃんの名前も・・・」って言いかけて止める
「いいの いいの 帰ろう」
けんちゃんは
「お姉ちゃんは狐の神様だあ」と言って笑う
きっとこのキツネのコたちは
子どもたちにしか見えない世界にいるんだな
2003年初版 2004年第7刷
大好きなポプラ社から
作者 あまんきみこ
1931年 旧満州に生まれる
『車の色は空の色』で日本児童文学者協会新人賞と野間児童文芸賞作品賞などなど受賞
世代を超えて読み継がれている多数の作品がある
これは原画展にはなかったと思う
最初に黒地の上に緑色を重ねているのか
この質感が素敵
これまでの作品と比べて
目が赤い点で描かれているのも可愛い
【内容抜粋メモ】
おやつを食べていたら
縄跳びの紐を忘れてきたこと思い出した
公園にあると思って探しに行くと
弟のけんちゃんもついてくる
公園に行ったけど紐は見当たらない
風に乗って楽しそうな笑い声が聞こえてくる
「大波 小波 ぐるっと回って狐の目」
「猫の目じゃないの?」
(そういえば子供の頃、こんなあそびうたで縄跳びを回していた記憶がよみがえった!
普段通らない森の中の道を行くと
十匹の狐が楽しそうに縄跳びをしている
木の陰から見ていると
みんなしっぽが引っかかってなかなかうまく飛べない(笑)
それを見てけんちゃんが思わず笑ってしまう
「誰かいるの?」
木の陰から出て行くと
キツネの丸い目が糸みたいに細くなって
とても嬉しそうに「一緒に遊ぼう」と言われる
「尻尾をもっと背中にくっつけるようにしてみたら」
て言ったら、狐の子達はとても縄跳びが上手くなる
みんなで楽しく遊んでいると
紐の取っ手に自分で書いた名前のりえと書かれていて
「私のヒモここにあったのね」
空が桃色になって
「もう帰らなくっちゃ
面白かったね また遊ぼう」
紐を持って帰ろうとすると
「それ私のよ
さっきみんなで縄跳びしたいって
狐の神様にお祈りしながら歩いていたら
公園の木の枝に掛けてあったの
私の名前も書いてあるの」
「あんた、りえちゃんなの?」
けんちゃんが「僕のお姉ちゃんの名前も・・・」って言いかけて止める
「いいの いいの 帰ろう」
けんちゃんは
「お姉ちゃんは狐の神様だあ」と言って笑う
きっとこのキツネのコたちは
子どもたちにしか見えない世界にいるんだな