メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

子ども図書館 緑の国のわらい鳥 E.ネズビット/著 大日本図書

2024-07-16 16:44:45 | 
1968年初版 1981年第8刷 猪熊葉子/訳 油野誠一/画

「作家別」カテゴリー内に追加しました



子ども図書館シリーズを編んだ並々ならぬ意気込みが書かれていて
他の作品も読んでみたくなった











【内容抜粋メモ】

■緑の国のわらい鳥
マチルダは大おばさまに会いに行くため
ばあやのプリッドモアに真っ赤になるほど洗われ、窮屈な服を着せられる








間違った馬車に乗り、緑と金色のあふれる美しい村に着くが
店の名前と中味がまぜこぜ










総理大臣は小さな男の子で、王さまに会うよう言って宮殿に来る
プリッドモアが自動こごと機に変わってしまいビックリ

王さま:ここでは急にモノの形が変わってしまうのじゃ









お姫さまは白いテープのようにぺらぺら
大きな鳥かごがありオオムハシがとまっている

昔は美しい国だったが、オオムハシが笑うたびに
変わったことが起きると嘆く王さま










オオムハシが笑ったせいで、とても賢くなるマチルダ
一方、王さまは肉屋に変えられた







マチルダは夜中まで起きて、お姫さまを監視していると
オオムハシをくすぐって笑わせているのはお姫さまと分かる

以前は丸々と太っていたのに、大好きなプリンを食べないよう禁止されたことを怒っていると分かり
たくさん食べさせると、またふくよかになって、親切に戻る

お姫さま:口の内側で笑わせることができたら、すべて元に戻る

マチルダはプリッドモアを元に戻して
口の内側で笑う方法をオオムハシに教えさせる
口の内側で笑う=思い知らせるという意味

王さまも、町のあべこべもすべて戻り、オオムハシは二度と笑わなくなる








■図書室のなかの町 のなかの 図書室のなかの町
ばあやがはしかで寝込み、クリスマス・イヴの晩に母が出かけるため
ロザマンドと妹のフェービアンは家で2人だけで留守番をすることになった

母:ビューローの上の2つの引き出しに触ってはいけませんよ

と言われたが、気になって、触らずに火ばさみで開けて見ると
おもちゃの兵隊など、サンタからのプレゼントが隠してある










図書室の本でお城をつくり、門から入ると
そこにも同じような城と図書室がある







おもちゃの兵隊が出て来て、町を占領したから食糧を持ってくるように命令する






2人はビューローに入れてあったクリスマスプレゼントのドライフルーツを剣に刺して
兵隊にかわって食べてあげる







ネジで動くネズミに聞くと、ここから出る方法は門から出ることと教えてくれる







母が帰ってきて、ちらかし様に驚く
兄妹はハシカにかかっていて、回復した頃には、これらの冒険のことを忘れていた



解説
ネスビットが書いた約100冊の半数は子ども向け
『竜たちの本』など

夫が亡くなり、経済的なひっ迫から『ぬれた魔法』を最後に筆を置いた

下宿人を置き、年金で細々と暮らしていたが
長年の友人タッカー氏と再婚し、幸福な晩年を送り
『わたしたち五人 とマデリィン』を残して亡くなった



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