メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

香港 自由の危機@週刊まるわかりニュース

2020-11-26 15:25:05 | テレビ・動画配信
19世紀
中国・清の時代
アヘン戦争などを経て香港はイギリスの統治下にありました








1997年 香港返還 「一国二制度」
香港は中国に返還されました
この時に香港に適用されたのが
50年間高度な自治を約束する「一国二制度」です






一国二制度によって主権は中国にありながら
イギリス統治時代の政治や経済、社会の制度が維持されたのです

中国には香港を世界の窓口にしながら
経済を発展させる思惑があったとみられます


中国は世界第2位の経済大国に
習近平政権は香港が一国二制度のもとに維持してきた自由に対し
締め付けを強めていきます






去年の11月
平和的な集会が違法なデモとみなされ強制排除されました


民主活動家の選挙集会を取材した時





アナ:
警察がだんだん向かってきて
ここはもう最前線になってきています!


そして大きな節目は今年の6月
中国は香港の繁栄と安定のためとして
「香港国家安全維持法」を導入しました
取り締まりの対象は、国家の安全に危害を加える行為とされました


この法律でどう変わったのか?




東京大学大学院教授:
ちょっとしたおしゃべりでも
誰かに監視カメラで録音・録画されていて
それが証拠として国家安全に関わると言われかねない
おちおち冗談も言えない状況になっています


法律導入の直後、私の取材した民主活動家はこう訴えました





民主活動家:
香港は崖っぷちに追いやられました
声をあげ続けて逮捕されるか
黙って大人しくするしかありません


明確な理由が示されないまま逮捕されるケースも
日本でも知られた周庭氏などの民主活動家が次々と逮捕されました






警察のウェブサイト:
反政府的な動きについて
市民からの通報を受け付ける窓口を設けました





市民同士の密告に繋がらないか懸念されています



アナ:
香港で今起きていることを
日本にいる若い世代はどのように見れば良いでしょうか?


教授:
空気のように当たり前だと思っていたものが
急に変わってしまった

民主主義は勝手に実現されるわけではなく
そこに生きている人たちがしっかりと動かしていくものだと
改めて認識すべきだと思います

周庭さんはいつも私に言っていました

「日本の人達はこんなに大事な権利があるのに
 どうしてこの有難みがわからないのか」と

日本の若い人たちの投票率は低いため
今後の日本を作っていく
世界に貢献していくわけだから
もっと政治に関心を持って欲しいと思います


アナ:
このまま混乱が続いて香港が貧しくなるより
中国とうまくやって経済発展を続けるほうが
人生が豊かになると考える人が存在するのも事実

自由と民主主義のためにどこまで戦い続けるのか
中国を前に非常に深い問題が横たわっていると感じます




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