メランコリア

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ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

「ボブがこの世に残した大きな足跡」@ビッグイシュー vol.389

2021-03-23 12:58:10 | 
【内容抜粋メモ】


最新号・バックナンバー


世界中のアイドルとなったボブが
不慮の事故で亡くなったと聞いた時は驚いて言葉が出なかった

vol.389はその追悼記事

ボブが表紙のビッグイシュー日本版は5冊あるとのことで
クリスマスの表紙だけまだ読んでない気がする

また池袋の販売者さんに頼んでみようかな













【内容抜粋メモ】

「ボブがこの世に残した大きな足跡」

ジェームズ・ボーエンが英国版に寄せたエッセイ

何万件ものメッセージ
ケガをしていた彼と出会ったのは2007年3月
あれから13年、ボブはいつも僕のそばにいた

14歳くらいだったと思うけれど正確には分からない

親友であり、僕と一心同体だった
お互いの人(猫)生を変えた

人は誰でも愛する者の死を経験する

死は生の一部なのだから
その悲しみの果てに大きな心の安らぎを見出すものだ


最初の本『ボブという名のストリート・キャット』を2012年に出版した
ストートン社には、ファンからの追悼の贈り物であふれた










社会貢献へ広がる
ある女性が、ボブがアメリカの刑務所の受刑者たちに与えた影響について書いてくれた

ボブと僕の“やり直し”のストーリーが更生の支えになり
出所後に動物愛護活動や保護施設の仕事に携わるようになった


愛する者の死で
自分たちがどれほど恵まれていたかを実感することもある



映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』

その続編『A Gift from Bob』はイギリスで公開予定


ビッグイシュー創設者ジョン・バード卿いわく
ボブは唯一無二の猫だった

格言:
人の死に涙するより
その人が存在したことに微笑みなさい



誰かの悲しみは、周囲の人々の最も良い面を引き出す












ボブは“決して見捨てない心”の象徴
日本の活動家・愛猫家、ビッグイシュー基金の共同代表者の稲葉剛さんは
ボブの訃報を受けて「ボブハウス」を創設する意思を表明

ホームレスがペットと一緒に入居できるシェルターだ
これこそ最高の追悼になるだろう

僕もできれば数か月後には慈善団体と追悼企画を実現したい


英国版編集者ポール・マクナミー:
ボブはビッグイシューのDNAに刻み込まれた
やり直しのチャンス、希望
決して見捨てない心を象徴する存在だった








コラム Bobite~これからボブの新しい章が始まる
ビッグイシューの表紙を飾る前から
ジェームズには熱烈なファンがついていた

「Bobite(ボバイト)」
ボブ+噛みつくを組み合わせた造語
ボブ症候群の意味

この数年でボバイトらは数々のチャリティーイベントを開催し
数千ポンドの寄付を集めた

世界ネコの日の8月8日はボブの日とされている
BOBのスペルが808に似ているため

悲惨な絶望状態にあっても
希望はあると教えてくれる物語


共感すること、謙虚であること
他者を理解しようとすること


ボブから学んだ教訓をこれからも伝え続けていく








DEAR BOB 英国版に届いたメッセージ

トレイシー(イギリス
ボブを知ったのは、心の病を専門とする看護師を目指していた学生の頃

薬物、アルコール依存症者への支援に関心を持ち
ホームレスシェルターを実習先に選んだ

お別れの時にジェームズの本をプレゼントしてもらった

看護師として、数えきれない人にボブの物語を引き合いに出し
希望のメッセージを伝えている


ダニエル(イギリス
15年前、うつと依存症の世界を生き迷っていた時
絶望から僕を救ったのは愛猫のサマンサだった

僕らは必死に努力し、互いの命を支え合った

映画を観て、原作を読み
ボブとジェームズは僕らの師匠(メンター)になった

日常のルーティンをこなすこと
一貫性を持つこと
無償の愛


サマンサの教えてくれた学びに気づいた



カーメラ(イギリス
本を読んで販売者に関心を持つようになった

ボブとジェームズに出合わなければ
路上生活者のそばを通り過ぎても
気に留めない人間のままだった



ジェフリー(イギリス
親友だった愛猫サタイアを亡くし
心の痛みを和らげるために本を読んだ

自分でも社会事業を立ち上げ
不幸な境遇の猫たちを救おうと思い立った

本の最後の一文:
誰にでも休息は必要
セカンドチャンスがあっていいはず
ボブと僕のように


これは真実、救いの真髄でもある









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