メランコリア

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大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第22回 「ヴィーナスの誕生」

2019-07-11 15:39:54 | ドラマ
大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』 第22回 「ヴィーナスの誕生」

脚本:宮藤官九郎
音楽:大友良英
ナレーター:ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)

今度のタイトルは絵画
女子テニスの話で面白い


【内容抜粋メモ】

■昭和36年春
ガガーリンが乗ったロケットが飛び立つ

志ん生:東京に戻ってからはコロコロ名前をかえていた


■大正10年9月 上野の鈴本亭にいる馬きん(朝太)





6代目・金原亭馬生:席亭(鈴木孝一郎)が真打にならないかと言うが断る朝太
「羽織りも足袋も女房もねえ」

万朝は栃木で太鼓持ちをやっていて
高座着にも困っているだろうからと着物を送ってくる
馬きん:ありがてえな こんちきしょう
席亭から足袋一式を贈られる

新しい着物を売って吉原、賭けにも使ったと、いつもの寝巻きのような格好で来る馬きん








清らは、高田馬場の下宿屋の娘おりんの見合い写真を見せる
清:25歳の器量よし よく働く 琴も弾ける
小梅:弱虫、蛆虫 独りもんだからいけないの 所帯を持てば腹が据わる

美津子:昔は芸風が陰気でひねこびてたとか
おりん:いつもつまんなそうな顔してたね








父が気に入って、初めて寄席を見たおりん

たい焼き1個の結婚式でも「売れてないから、よすなら今だ」と馬きん
早速、祝言の金を袖に入れて出掛けて「今夜は帰らない」



毎晩、飲む、打つ(賭け事)、買う(遊郭で女を買うこと)に使う
おりんは何も知らずに落語の練習かと思い、近所に話す


10人以上の女性生徒が校庭を走る
憧れはフランスのテニス選手スザンヌ・ランラン!!






彼女を真似して、ユニフォームを手作りして着た村田富江らは
各地のテニス大会に招かれ、運動界のアイドルになる

取材のカメラマンも大勢来て、雑誌『冒険世界』本庄も来る
「私たちパパ(四三)のお蔭で運動に目覚めました」




2人はシマの夫・増野のいる日本橋百貨店にも招かれる
ユニフォームは問い合わせが殺到 男子生徒にも人気




野口は『アスレチック』という本を出す




トミエ:陸上選手の脚はシャンよね パパ、脚見せて 触ってもいい?
「私もチャレンジしてみようかしら 陸上! 走り方教えて」

まず足袋を作り、四三とともに「スッスッハッハッ」と走りだす

シマは妊娠

シマ:
なんか間が悪くて、、、結局私、何も成し遂げてない
教員としても、ランナーとしてもこれからなのに

スヤ:それとこれは別 丈夫な子を産みまっせ

四三が来て、自分の子どもが産まれた時のように「でかしたー!」と抱きしめる

二階堂トクヨにも報告すると

トクヨ:
ご幸福ですか? いよいよ私は女子体育と心中することを決めました
思いを捧げた男には妻子がいた(トクヨはなぜカツラ?

トクヨは後に代々木に全寮制の二階堂体操塾を設立(現・日本女子体育大学


竹早組は岡山高等女学校の大会に招かれる 優勝候補
相手は黒づくめで長身の強そうな相手



ものすごいスピードで打ちこまれる(緑川蘭子?!
得点表のつけ方が違うけど? しかも女子で5セットマッチ
ダブルスしかなかったの? 0-4 0-4 0-4でストレート負け




悔しくて泣く竹早組
四三:敗戦から学んだ者が強くなれる


人見絹枝から練習時間などを聞くシマ



ヒトミ:
勝つと「化けモノ」とか言われる 勝っても嬉しゅうない
でも、わざと負けるのも癪じゃけん

シマ:陸上やったら大成すると思う 東京出てらっしゃいよ
四三:脚を見たら陸上向きか分かる 袴の上から触ると猛烈キックで吹き飛ぶ四三w
ヒトミ:文学部へ進むつもりです!



人見絹枝 身長170cm 後に日本人初の女子オリンピック選手となる


■大正11年
スヤは長女マサコを出産
その後、1男5女をもうけるスヤ



シマは長女リクを出産



四三:今度、女子陸上の大会をやろうと思ってる オリンピック出場への第一歩

シマはヒトミに手紙を書く


■大正11年 女子陸上大会
ヒトミは不参加 走り幅跳びも! 結構本格的 でも袴



トミエも参加 新しいスパイクがきついと靴下を脱いで裸足になって直接履く
悲鳴があがり、カメラマンが写真を撮る



トミエは50m、100m、50m障害全種目で優勝して新聞にも大きく載る
一方、腿を出さないよう文部省が取締るとも載る






怪しげな「ぷろまいど」を売っている美川 トミエの脚の写真もある




浅草で開業医をしていている父親・村田大作が全部買い占めて、激怒して学校に来る



大作:大事な娘を竹早に入れたのは、お転婆にするためじゃない! 四三を解雇してください
その他の父親も来る この時代は学校に来るのは父親のほうなの?

四三:
今や竹早はスポーツ女子の代名詞で
脱いだお蔭でお嬢さんは日本記録を出した

おなごが脚出してなにが悪かね なして褒めてやらん!
男子はよくて、女子はいけない理由をお教え願いたい

好奇な目にさらされるのは男が悪か
私にも娘がいます 私なら大いに出せと言います!
あんたらがそぎゃんだけん、女子スポーツは全然普及せん!

村田が中心となり署名運動をして、四三の免職を求める

女子生徒:私たちはまた袴ズルズル引きずって、日傘さして、植物園を歩くのよ

トミエらは机などを積んで、窓に紙を貼ってたてこもる
「不当解雇反対!」(ジャンヌ・ダルクみたい



「女らしさって何ですか!? 歯を見せずに笑うことですか?」
「そもそも女は走らんでいいんだ!」

女らしい、らしくないって誰が決めたんですか?! 男でしょ!
 でしたら男らしさも女に決めさせるべき
 たかが靴下脱いだぐらいで大騒ぎしてる文部省
 それにビクビクしてる先生たちもアウト!」

シマ:私は反論ないです




日本女子体育大学@世田谷区
創立者は女子体育の母とも呼ばれる二階堂トクヨ








トクヨが発行した『わがちから』には「女性体育は女性の手で」という信念が記されています










日本女子大学特任教授・笹本:
トクヨ先生は元々、文学者を目指していた方なんですね
「あなたは体育の先生をやりなさい」と言われて嫌々指導したという事実があります

そしたら自身が2、3ヶ月もすると本当に元気になって
今までずっと馬鹿にしていた体育だったけれども
とても良いものだと気づいた

トクヨがイギリス留学をヒントに考案したダンスは
この大学の教育の原点の一つです(裸足でやるんだ

トクヨがこだわった女性らしい、しなやかさと強さは、今のダンスにも受け継がれています




まだまだ何も変わってないな男女差別の意識も




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