「ヒドロ田」とは機械も入らないような超湿田を指す当地方の言葉。
もう何十年も作付けしていない「白鳥の湖」の直ぐ上にあるその土地を畑として活用したいと考え、何回かに分けて少しずつ周囲に排水路を掘って来た。
最後まで残していた部分は一番危険な箇所。
雨が少なく好天が続き強い風も吹く今の時季が一番土が乾く。
予報では明日は雨なので攻めるなら今日しかない。
「脱出不可」となる不安におののきながら、腰まで浸かって田植えをしたという伝説の「ヒドロ田」にバックホーを入れた。
普通の田んぼだと少し深く掘ると直ぐに硬い地盤に突き当たるが、ここはいくら深く掘ってもその気配は全く感じられなかった。
ゆるい土の上に浮いた草の根の床を進んでいるような感覚がした。
長年に亘り蓄積された弾力性のある厚い床が無ければ多分運転席ぐらいまでは平気で泥の中に沈むだろう。
二度ほどヒヤリとすることがあったが何とか無事に一番下まで排水路を貫通させることができたので、あとはスタコラサッサと逃げ出すように脱出した。
それまでかなりのプレッシャーを感じていたが、なんとか無事に攻略に成功し「ヤッター」と快哉を叫びたい心境だった。
これで懸案事項の一つが解消でき精神的負担が大分軽くなった。

右に緩やかにカーブしている元「ヒドロ田」を周囲と真ん中を横断する形で排水路を深めに掘った。
時間が経てば耕せる土地になると思われるが、それでもトラクターのような大型機械を入れるのは危険かもしれない。
もう何十年も作付けしていない「白鳥の湖」の直ぐ上にあるその土地を畑として活用したいと考え、何回かに分けて少しずつ周囲に排水路を掘って来た。
最後まで残していた部分は一番危険な箇所。
雨が少なく好天が続き強い風も吹く今の時季が一番土が乾く。
予報では明日は雨なので攻めるなら今日しかない。
「脱出不可」となる不安におののきながら、腰まで浸かって田植えをしたという伝説の「ヒドロ田」にバックホーを入れた。
普通の田んぼだと少し深く掘ると直ぐに硬い地盤に突き当たるが、ここはいくら深く掘ってもその気配は全く感じられなかった。
ゆるい土の上に浮いた草の根の床を進んでいるような感覚がした。
長年に亘り蓄積された弾力性のある厚い床が無ければ多分運転席ぐらいまでは平気で泥の中に沈むだろう。
二度ほどヒヤリとすることがあったが何とか無事に一番下まで排水路を貫通させることができたので、あとはスタコラサッサと逃げ出すように脱出した。
それまでかなりのプレッシャーを感じていたが、なんとか無事に攻略に成功し「ヤッター」と快哉を叫びたい心境だった。
これで懸案事項の一つが解消でき精神的負担が大分軽くなった。

右に緩やかにカーブしている元「ヒドロ田」を周囲と真ん中を横断する形で排水路を深めに掘った。
時間が経てば耕せる土地になると思われるが、それでもトラクターのような大型機械を入れるのは危険かもしれない。