霜後桃源記  

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育苗

2008-04-19 21:45:24 | 
先月末から五月雨式に行って来た苗のハウスへの搬入がようやく終わった。
最初の播種は三月末で気温は1度しかなく、育苗機で29度まで上げるのに一日がかりとなったが、最終の三日前は育苗機に入れる時点で既に26度もあったので芽の出方も早かった。

これでハウスがすべて苗で埋まった。
あとは、潅水と温度管理に注意する日々が続くことになる。

毎年のように育苗で失敗する農家がある。
その大半は、日中の照りつける太陽でハウスの中が高温状態となることにより発生する。
俗に「焼いてしまう」というが、それから再度種を蒔いても時間的に難しいので、苗が余っている農家を探すことになる。
そのような需要に対応するため余分に種を蒔いているが、今年は既に予約分だけで一杯となっている。

苗を「焼いてしまう」失敗は20年前に我が家でもあった。
東京の結婚式にジイチャン、バアチャンが参加している間に予期せぬ好天となってしまったのだそうだ。

そんなことから、これからの育苗管理は寒さよりも暑さ対策に神経を注ぐことになる。
外での農作業のためには好天を期待するものの、育苗管理のためには好天の日は要注意となる。



最初に種をまき五月の連休中に田植えをする苗。
「焼かない」よう注意しなければならないが、順調に育って貰うためにはやはり好天に恵まれなければならない。
コメント (8)
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