枝豆の不作の原因は天候のせいではなかった。
全般的に痩せた土地が多かったので「豆には不要」と言われている堆肥を施したことが
最大の原因だった。
栄養充分な畑に満足した枝豆は「種族保存」の努力を怠り、莢ではなく枝葉を大きくする
ことに注力していた。
施肥が裏目に出たのはそれだけでは無かった。
雑草を瞬くままに枝豆を覆い隠すほどに生長させてしまっていた。
この雑草を退治するため大きな稼働を割いたのだったが、今日、付いている莢の少なさを見て
愕然とし、「稼働が徒労に終わった」ことに気付いた。
将棋の世界に「悪手が悪手を呼ぶ」という格言がある。
早々に諦めて来年に備えるのが賢明かもしれない。

(今日も午後になって断続的に強い雨が降った。二毛作の大豆畑も雑草が目立つようになって来た)