先日「秘伝 is NO1」で紹介したように、秘伝は一番美味しい枝豆だが、一方で「まぼろしの枝豆」とも
称されている。
ネットによると「収獲期が稲刈り時季と重なるため農家から敬遠されている」とのこと。
当地でも秘伝を作付けしている農家は決して多くはない。
それは上記の理由だけでなく「気候変動に弱く、不作となる例が多い」ことも起因している。
今年のように雨不足の天気が続くと「莢は付いても実が入らない」ことが多く、今年も生産者仲間の一人は、
途中で「収獲を断念した」と話していた。
更に、もう一つの理由として「単位面積当たりの収量が少ない」ことも挙げられる。
「庄内五号」等と比べると単位面積当たりの収量は「半分以下」でしかない。
だからと言って価格を倍にする訳にも行かないので、「二割増し」程度に抑えている。
従って、生産者のビジネスベース上は、秘伝は「推奨商品」とは成り得ない。
しかし、そんなリスクを抱えながらも、「美味しさへの拘り」をポリシーとする我が家にとって、秘伝は
決して外すことの出来ない「誇るべき商品」となっている。