霜後桃源記  

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群馬県立女子大での山本一太知事の挨拶

2021-04-06 19:30:27 | 人生

     群馬県立大は公立では珍しい女子大学である。

    山本一太知事自らが講義することもあるようだ。

    知事が、今年の入学式での自らの挨拶をブログで紹介しており、その内容に感銘を

 受けたので一部を抜粋して紹介したい。

  全文に関心のある方は「気分はいつも直滑降」2021.4.5「県立女子大の入学式に出席」

をチェックしてみて下さい。


 「『Critical Thinking』を批判精神と訳すのは、ちょっと違うと思います。私なりに解釈すると、

自分が置かれている立場や世の中の状況を客観的に分析し、把握する力のことだと考えます。

その時の自分にとって何がベストの選択なのかを自らの判断で決め、自らの判断で踏み出せる

能力のことだと解釈しています。」

 「皆さん、ご存知ですか?オックスフォード大学を卒業した著名人に聞いたのですが、人生の

幸福度や満足度は、その人のIQの高さや学歴には関係がないということです。対して、『Critical

Thinking』が出来る人ほど、人生の幸福度が高いという調査結果があるそうです。すなわち、

(成功しても失敗しても)自分の判断で決めて、自分の意思で前に進む。ここが最も重要なのです。」

(中略)

「ドン・キホーテの小説をもとに作られたミュージカル『ラマンチャの男』が、1965年に初めて

ブロードウェーで上演されました。私はこのミュージカルがスゴく好きで、米国の大学院に留学して

いた頃も、ニューヨークの某国連機関に勤務していた際も、何度も見に行ったものです。」

 「そのミュージカルの中で、劇中に登場する作家、セルバンテスが発する有名な台詞があります。

それは、次のような一節です。」
 「では、本当の狂気とは何なのか?!夢ばかりを追って現実を見ないのは狂気かもしれない。

逆に、現実ばかりに目を向けて、夢を持たないのも狂気だろう。しかし、世の中で最も憎むべき

狂気は、あるがままの自分と折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないことだ。」

(今朝の霜で花びらが茶色になったものもある)

(一方で、これから花開くものもある)

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