サラリーマン時代の年末年始休暇の際、連日エグネの杉林の「枝打ち」をしたことがあった。
林の中で作業をしていると何故かストレスが発散し癒されるのが不思議だった。
就農後は間伐にも挑戦したこともあって、暗かったエグネが明るく見通しも良くなり山菜
も育つようになった。
昨日、そんな杉林で山菜採りをしていたら、あたかも蛇のように杉の幹に巻き付いた藤が目に
付いた。
巻き付いているのを見ると「親の仇」とばかりに退治するのが自分の習癖となっている。
以前、家の前の崖下の久保川沿いで太腿のような太さに育った藤が周囲の樹々に
巻き付いているのを何本も退治したことがあった。
その夜、大蛇に太腿を噛まれた夢を見て、「痛い」と悲鳴をあげて目が覚めた。
太腿には痛みがまだ残っていたので、退治された藤の大木が大蛇と化して逆襲して
来たようだ。