横須賀でママさんバレーチームの監督代行をしていたとき、チーム力強化
のため選手個々人にコメント付きの「通信簿」を手渡したことがあった。
強みとなっているプレーには現状維持を期待し「5評価」、もっと頑張って
欲しいプレーについては「3評価」等としたものだった。
自分の強みや弱点を「客観的に評価してくれた」と歓迎するメンバーが
大多数だったが、学校の通信簿の「相対評価とは根本的に異なる」ことの
説明が不十分だったためエースアタッカーのIさんからはヘソを曲げられ
てしまった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/90/692c5db76e2c169211d6c086254e3a92.jpg)
(市野々の秘伝畑。雑草退治に朝夕通っている)
女性自衛官一期生の現役自衛官で「チームの大黒柱」だったIさんは、
持ち前の身体能力の高さからアタックは勿論のことサーブも強力でチーム
NO1のポイントゲッターだった。
しかし、パスやトスは苦手としていたので「3評価」としたのだったが、
本人は当然の如く「オール5評価されるもの」と期待していたようだった。
結果的に、モチベーションアップのための通信簿が裏目に出て、彼女の
プライドを傷つけるだけに終わってしまった。