安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係
福島原発事故の放射能の汚染で山菜類が出荷出来なくなったままとなっているが、
ミズもその中に含まれている。
収獲しないようになって既に五年が経過し、その存在さえも忘れかけていたところ
だった。
たまたまエグネの林の中に入ってみたら、ミズの群生地がいつの間にかドクダミの
群生地に変っていた。
春に毎年採取されることで種族保存本能が働き増殖を繰り返していたものが、採取さ
れないことで安心し増殖の努力を怠っている内にドクダミに群生地の覇権を奪われた
のかもしれない。
連日の「除草機押し」が足腰の鍛錬になっているらしく、昨夜のバド練習ではいつもより
スタミナが長持ちした。
だからと言って技術的、体力的なハンディが解消された訳ではない。
いつものようにチームメイトから「馬鹿にされながら」めげずに練習に励んだ。
(雨続きで堤の水も満水状態となった)
周囲に虐げられながら生きることにあまり抵抗感はない。
山形時代、上司の厳しい指導を受け「今日も殴る蹴るの暴行を受けた」と職場に戻って
愚痴るのが常だった。
そして「殴る蹴るの暴行」がその年の職場の流行語大賞となった。
当時の戦友で「ユスリタカリの会」の永年幹事長となっているKさんとこんなメールの
やり取りをして慰め合ったこともあった。
馬鹿にされながら生きて来た。
馬鹿にされながら生きている。
馬鹿にされながら生きて行く。
降り始めは霧雨だった昨夜からの雨が一日中降り続いた。
既に田畑には不要の雨だが「除草機押し」で過労気味の身体には「恵みの雨」となった。
門口沿いに植えてあるアジサイが雨と共に咲き始めた。
子供の頃からアジサイは「雨に咲く花」かと思っていたが、たまたま開花期が梅雨と重なるだけのようだ。
間もなくバアチャンの一周忌。
バアチャンが慈しみ育てていた各種アジサイが花の最盛期で迎える。
鳩の食害を防ぐネットの回収作業を終えた。
5月播種分は雨不足でネット外しまでに日数を要したが、雨に恵まれた晩生品種は
発芽も生育も早かったので一週間から十日で外すことが出来た。
外したネットは倉庫に保管し来年に備える。
七月になると二毛作の大豆の播種が始まるが、それには防鳥ネットは使わない。
ネットを掛けたり外したりの稼働が大変なので二毛作分については多少の食害は
「割り切る」ことにしている。
以前、除草機は人力で押していたことから「除草機押し」と呼んでいる。
今は動力で進むので除草機を押す必要はなく、逆に除草機に引っ張られるようにして進む。
人力で押していた時代に比べたら体力的な負担は3分の1以下かと思われるが、それでも
深い泥の海を何度も往復するだけでも大変な重労働となっている。
「除草機押し」を躊躇なく一番大変な農作業とする所以はそこにある。
今日はたまたま午前と午後の2回に分かれた。
休憩を挟んだ分「体力的に楽かもしれない」と思ったが左に非ず。
最後の数往復は「意識が朦朧」としてしまった。