これは見っけものですね。全部で38章、まだ第三章の途中ですが。ロンドンの小説を読むのは三冊目です。白い牙、荒野(野生)の叫び声は文庫本がありますが、シーウルフが無いのはどうしたわけでしょうか。
随分昔に海狼という題で翻訳されたことはあるようですが、今では絶版のようです。アメリカで十回以上映画化されている人気の作品なのに日本で翻訳が出ないのはどういう訳でしょう。
あと「ロンドン」物ではロンドン(地名)の最貧街のルポが岩波にあるようですが、これは読んでいない、読む気もしないがシーウルフのほうが先じゃないかな。
20世紀の始まり頃の物語りのようで日本近海にあざらし猟にいく船の話で、まだそこまで読んでいないが、作者のロンドンは日露戦争を取材しようとして日本軍に勾留されたことがあり、日本蔑視や人種差別的な発言があるのかもしれない(これから読む所に)。それで翻訳は敬遠されているのかな。