一概には言えない。大部分は私の前を流れていくフローであり、チリであり、芥(アクタ)であり、泡であり、あぶくである。
出版屋は不動産屋と同じで口車がうまいからな。それに値段が安直だ。ついつい買わされて粗大ごみとなる。
粗大ごみの処理は古本屋に任せられない。古本屋は零細商店の典型だし、自己の利益が目的である。慈善事業をする気はない。
出版業界団体がリサイクル事業に乗り出すべきだ。採算を度外視して(といっても大して金のかかることではない、顧客から金をとればいいし、廃棄施設、技術を彼らはすでにもっている。新たな設備投資は必要ではない)。カツカツの採算レベルにもっていくのは容易であろう。
パソコンのリサイクル事業とおなじである。自治体の清掃事務所は引き取ってくれないしな。
そういえば、芥川竜之介は割下水(地表にむき出しに掘られた下水道)のあたりに祖先が住んでいたんだろうな。本所には二流れ割下水があったそうだから。
とにかく、古新聞にリサイクルがあって、本にないのは片手落ちである。