ワシントン・アーヴィングのアルハンブラ物語を買った。著者の文章は高校の教科書にも掲載され名文家として明治時代から日本では名高いそうである。アラブのイベリア半島支配の最後の拠点として豪華華麗な宮殿として知られる。
前から一度読んでみたいと思ったが、市販されていない。それが先日光文社古典文庫の翻訳があったので期待して買った。これもこの本を取り巻く惹句がすごいので一度は現地に行きたいと思った。スペインを旅行した時にはいこうと思ったがスケジュールのやりくりがつかず断念したことがある。
そんなこんなで、つい手を出してしまった(買ってしまった)。読んでみて期待外れで旅行記としては平板な叙述であった。ま、名物に旨いもの無しかな。
どうも最近興味ある本に巡り合えない。読書日照りというところだ。